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リンダ リンダ リンダ
2005年7月23日公開

リンダ リンダ リンダ

1142005年7月23日公開

cyborg_she_loves

5.0

めっちゃ大好きな映画です

ブルーハーツのファンには袋叩きにされるだろうなと思いつつ、でも事実ですので書かせてもらいます。  最後にこの女の子たちのバンド「パーランマウム」が「リンダリンダ」を歌い始めた時、体中に電気が走り、涙があふれ、思いました。ブルーハーツの原曲よりぜったいこっちの方が数段いい。  もっと露骨だったのは、パーランマウムが「終わらない歌」を歌った直後、エンドロールの後ろでブルーハーツの同じ曲が流れた時でした。  なんだこのサエない演奏は。リズムがフラフラと揺れ、どんどん遅くなっていってる。パーランマウムの方が10万倍すばらしい。  ま、あくまで私の主観です。  命だけは助けてください。  あとは思ったことをちょこちょこと。  ペ・ドゥナさん。25歳で高校生役ですが全然違和感ない。  いつも猫背気味で首を前に突き出してますが、韓国人留学生が日本の学校にいる時の「引け目」みたいなものを、とてもうまく表現してますね。  10代の頃の山下リオちゃんにちょっと似てる。  香椎由宇さんは当時18歳ですが、ドゥナちゃんよりよっぽど大人びて見える。すんげー美人ですね。同じクラスにこんな子いたら畏れ多くて声かけられんだろうなと思った。  この映画、高校生の日常を映してるだけでつまんない、とレビューしてる人を見かけますけど、いやストーリーはまさしくそのとおり。  ストーリーで映画を見るタイプの人にとっては、退屈な映画だろうなと私も思います。  4人が最初に音合わせをした時のあのドヘタな演奏から、最後の本番まで、数日しかたってないと思うんだけど、どうやってここまで上達したかの過程もまったく描かれてないし。  私はこの映画は、全体のストーリーの流れはそんなに大事じゃないんだと思います。  そこに詰まってるひとコマひとコマの日常の描き方が、じつに秀逸なんです。日常を映してるだけだからこそ素晴らしい映画だと私は思います。  ちなみに、これ見て、なんも演技してないただの日常を映してるだけ、ドキュメンタリーみたい、と言う人もいるようですが、なんも演技してない日常を映してるだけのように見える映像を撮るには、じつはものすごい演技力と演出力が必要だということを、わかってほしいです。  嘘だと思う人は、ためしにビデオカメラ回して日常生活をなんも考えずに気ままただ撮影して、何ヶ月か後に見てみるといい。  実際に自分が体験したその時の印象が、まるでそこに残ってないことに、愕然とすると思います。こんなことあったっけ? こんなこと言ったっけ? と思うようなシーンばかりが映ってると思います。  素人がただカメラ回したって喜びも悲しみもなんにも映らない。  だから映画は難しく、面白い。  だから映画ファンはやめられません。

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