あらすじ・解説
解説:allcinema(外部リンク)
作品レビュー(3件)
- kak********
5.0点
好きだな~ この映画! 映画の持てる特徴を存分に活かした珠玉のラブストーリー。 言葉にすればするほど良さが失われていくので詳細は見てのお楽しみ! 物語は、老女の奇声で始まるが、その意味は後になって段々分かってくる。 出会いは必然と、訳ありの男と女が運命によって引き寄せられて行く。 主役は、「戦慄の絆」の一卵性双生児役で強烈な印象を残したジェレミー・アイアンズ。相手役は、本作が映画デビューとなった、フランスの人気歌手パトリシア・カース。監督は、「男と女」で知られるクロード・ルルーシュ。そして、音楽担当は、「シェルブールの雨傘」など数え切れないほど映画音楽の名曲を創作したミシェル・ルグラン。と言うわけで久々に三拍子揃った映画に出会えた。 ロマンチックでミステリアスな物語はもちろんだが、エキゾチックな映像美を背景に、本物の歌手が熱唱するのだからたまらない。音楽を聴いているだけでも大満足出来る。テーマ音楽「ピアノ・バー」を始め、どこかで耳にしたあの名曲が次々に流れてきて心地よい。 共演は、「奇人たちの晩餐会」のティエリー・レルミット、「レ・ミゼラブル」のアレサンドラ・アルティネス、「アントニー・ジマー」のイヴァン・アタル、そして「ブーベの恋人」のクラウディア・カルディナーレにも会える。しかし、パトリシア・カースの魅力の歌声の前では、共演者は背景の一つにすぎない。 本作品は、若者のラブストーリーではない。中年の男女が紆余曲折の末”運命”の出会いとなる。お互い傷ついた”渡り鳥”と同じで、若さで勝負の時期は過ぎている。それだけに”大人の恋”が成就したときの”幸福感”は何者にも代え難いと言える。これだから人生は捨てたもんじゃないと希望を抱かせる名画である。
- ピグ
5.0点
男と女というタイトルで、ルルーシュのかつても名作の続編と間違われそうで損をしています。記憶を無くした男と女、全体を漂う倦怠感。思い切り酔ってしまいました。開き直りでもなく、必死でもない、半端な感じの生き方が好きです。年を重ねたルルーシュ手腕見事です。ジェレミー・アイアンズとパトリシア・カースも文句なしでした。
- meg********
4.0点
フランスの歌姫Patricia Kaasを知ることとなった映画。 周りの人間にそして自分自身に疲れた男と女、運命的に出会った二人が 新たな人生に旅立っていく。 騙そうとするやつ、危害を加えるやつ、裏切るやつ、悪いやつらも 沢山いるが、こんなにも優しく、何かを信じることを教えてくれる人もいる。 非常に紳士的で若わかしい演技をしているジェレミー・アイアンズ 演技はいまいちだが、全編に流れるパトリシア・カースの歌声に 優雅な映像が重なるロマンスです。 驚き・驚き・驚愕!!! クラウディア・カーディナレ凄いお婆ちゃんになっていましたね。 いやみなマダム役を好演しています。
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