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あらしのよるに
2005年12月10日公開

あらしのよるに

1072005年12月10日公開

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4.0

”違い”に敏感な今の世の中だからこそ

小学生の頃原作にはまってて、この映画も親と一緒に映画館に直接見に行った記憶があるのだけど、なんだ公開からもう14年も経っているのか。信じられん。すっかり記憶の彼方に飛んでいってしまっていた。 大人になってから改めて見ると、この世の普遍的なすべての問題を包括しているような、とんでもなく哲学的な内容だったことに気づかされ驚く。強者と弱者、人種の違い、宗教の違い、セクシュアリティの違いetc. 本来は相容れない者同士が例え仲間たち(常識)から見放されても、一緒に生き延び幸せに暮らす。それが叶えば理想だけれども、現実ではなかなかそうもいかないから、私たちはこの映画を見ると心打たれる。 ましてや、昨今の社会では少し前より世界を「こちら側(私たち)」と「あちら側(あいつら)」に分ける考え方が強く濃く浸透してきていると思う。だからこそ、この映画は多くの現代人にとって見る価値のある物なんじゃないだろうか。

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