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レディ・ダルタニアン/新・三銃士 (2004)

LA FEMME MUSKETEER

監督
スティーヴ・ボーヤム
  • みたいムービー 4
  • みたログ 14

4.14 / 評価:7件

皆は一人のため、一人は皆・・の・・?

  • poppies_garden さん
  • 2007年7月31日 23時15分
  • 閲覧数 421
  • 役立ち度 10
    • 総合評価
    • ★★★★★

<シラノ・ド・ベルジュラック>・・・・・タイトルロール
<宮廷料理人ヴァテール>・・・・・・・・タイトルロール
<モンテ・クリスト伯(TVドラマ版)>・タイトルロール
<仮面の男>・・・・・・・・・・・・・・三銃士・ポルトス
<レ・ミゼラブル(TVドラマ版)>・・・ヴァルジャン
とフランス史劇・大河ものならこの人!なドパルデューが(いや現代ものも良いのですが)、今度はマザラン枢機卿を演じているとなれば、観ない手はありません。
デュマがせっかく魅力的に作ったのに、ダルタニアン物語を題材にとった映画では大抵ステレオタイプな悪役に落ちるマザランを、ドパルデューならさぞ深みがあって憎めない人物像にしてくれるだろうなぁと、期待に胸を膨らませつつ鑑賞スタート。
わくわく。

・・・・???何ですかコレは?
すみません、言ってもいいですか?
面白くないです、多分今観ることの出来るダルタニアンものの他のどの映画よりも。
う~ん・・・
いや別段駄作とはいえないんですよ。
主人公はダルタニアンの娘・ヴァレンタイン。
父の剣を携え、かつての父のように銃士隊を目指してパリへと上り、着くなり決闘騒ぎに巻き込まれれば相手はかつての三銃士の息子達だった・・・というイントロ。
ルイ14世の出生をめぐる秘密と、ルイ王とスペイン王女の結婚を妨げる陰謀から国王を守って闘う、というお話なんですが・・・
まあ徹底的に<三銃士>をなぞった、<三銃士>のパロディというような展開なのですが、それだけにメリハリのなさと乗り切れないテンポに違和感を覚えました。
うん、やはり言葉どおりの意味で『面白くない』というのが適切。
歴史ものとしてはいまいち成立していないにせよ、冒険活劇として駄作ではないしちゃんと作られている、でも。
女主人公を含む二世代の四銃士、ミレディを思わせる悪女の登場、そしてジェラール・ドパルデューのマザランと、これだけのエレメンツを揃えながら、なぜ面白くない~。
主役のスージー・エイミーは、綺麗だけどいかにも元気ハツラツで良い感じでしたが、他のキャラがほとんど死んでいたのがいけません。
映像・音楽もまあまあ、アクションもややパターンとはいえ真面目な感じでよかったし、キャストはかなり良い俳優さんが並んでいるのに。
そうだなぁ、良かった点は・・・
あ、お決まりの合言葉がオリジナル通り<皆は一人のため、一人は皆のため>の語順になっていたのは良かった。
<仮面の男>では反対に(一人は・・・が先に)なっていたんですよね。
って、ソコこだわるところ?なんて仰るかもしれませんが、銃士たちの世界をあらわす重~要~な言葉ですからね、逆だと意味が変わりますから。
しかしこの大切な台詞も本編には活かされず、ラストシーンで取ってつけたような使い方しかされず・・・ハッ、褒めてない!


それにしてもあんなに精彩のないドパルデューをみるのは初めて。
名優も脚本が悪いとどうしようもないと言いますが、まさにそんな感じでした。
どんな映画もそれぞれに魅力があり、映画レビューは<楽しかった時・面白かった時>と思っていた私が、初めて<つまらなかった>レビューを書きたいと思っちゃいました。
やっぱり好きな題材だと厳しくなっちゃうもんですね。
ごめんなさーい。

さて、親愛なるジェラールさま。
どうぞ引退なさる前に、晩年のダルタニアンを演じる貴方をみせてくださいませ!
素晴らしき映画監督諸氏。
あの名優のダルタニアンを今こそスクリーンに刻むのだ!
・・・このとおり伏してお願い申し上げます。
ああ、ジェラール・ドパルデューのダルタニアンが観たいよう。

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