ここから本文です

輪廻 (2005)

監督
清水崇
  • みたいムービー 61
  • みたログ 868

3.25 / 評価:395件

犬鳴村の隣にあったので

  • des******** さん
  • 2020年8月14日 3時27分
  • 閲覧数 638
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

レンタルで視聴。

清水崇監督のホラー映画視聴は、呪怨1、2、犬鳴村と本作で4本目。
清水監督はどうやら時間軸を複雑に交差させる手法が好みのようで、本作も時間軸がちょいちょいと交差し入れ替わります。

この、時間軸交差の手法とストーリーの細部を大胆に省略する点が、清水監督の作品に対する賛否の元となる大きなポイントでしょうか。おそらく監督本人は百も承知のこと。

正直、自分には難解でした。と言うか単純に分かりにくい。表面上のストーリーは分かるのですが、細部に関しては上記の手法のせいか「?」となる部分が多く感じました。「伏線を複雑かつ丁寧に積み上げ、なおかつ矛盾無く見せる」難解さではないので、謎解きや考察もイマイチ面白くない…。

「怖さ」の見せ方は直接的な表現が多めで、ハリウッド的です。ですので、大人であれば怖くはないでしょう。「ホラーは怖いけどでも観たい」と言う方にはオススメかも。

配役は何気なく豪華。優香の演技が思ったよりも良く、杉本哲太が若干空回り気味にすら感じました。大ベテランの三條美紀も流石といったところ。

映像やカメラワークは監督の他の作品もそうですが、綺麗かつどこか不安感を覚えさせるもので、舞台となったホテルや、8ミリでのどこか古ボケた感じの街並みが素晴らしい。
効果音がちょっと効きすぎで煩わしく、ここもハリウッド的。
主題歌は…………うーん……。

以下、多くの方々が指摘している部分ですが、改めて自分も二つほど。

•タイトル通り、テーマは「輪廻転生」…ですが、本作の輪廻転生に対する解釈、設定が納得できない(って本当に輪廻転生が分かる方なんて居ないと思いますがw)。
怪談、ホラーの原則的かつ重要なお約束事からすると、あれだけ怨みを持っていれば、恐らく成仏していないのでは。なので輪廻転生はあり得ない。
前世が現世の前に現れる。では、魂はどっちにあるのか?
転生して現世の自分を殺す、と言うのも意味不明でなんともやりきれない感じ。

•主人公が押入れから出てくるシーンがありますが「え?あなたはそこじゃないでしょ」と…。ミスリードを誘うためだと思われますが、ちょっといただけない。

その他にも、上で書いたように省略してる部分が多いのでイマイチ消化不良気味です。「教授の研究内容やその結果は」「あの人形何なの?謂くつきではないのか」などなど。あの人形が実は犯人ではないか、と言う考察もあるようですね。

と言うことで、呪怨、犬鳴村、本作共に清水監督のホラー作品は、自分には肌が合わない感じですが、あと1、2本観てみようかな〜。いや、もうちょっと観るかも。

ただ、もしかすると清水監督のホラーは、文字で見た方が分かり易く怖さも感じられるのかもしれません。監督的には不本意でしょうが…。
ノベライズされているのであれば機会があれば読んでみたいと思います。と、同時に同監督の他のジャンルの作品を観てみたくなりました。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 不気味
このレビューは役に立ちましたか?
利用規約に違反している投稿を見つけたら、次のボタンから報告できます。 違反報告
本文はここま>
でです このページの先頭へ