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LIMIT OF LOVE 海猿 (2005)

監督
羽住英一郎
  • みたいムービー 154
  • みたログ 4,222

3.90 / 評価:2087件

パニックと化した船内でのサバイバル劇

  • ざぶとん さん
  • 2018年3月24日 11時46分
  • 閲覧数 461
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

本作は、座礁し沈没の危険があるフェリーから乗客を救おうと奮闘する海保の物語です。また、主人公の機動救難隊、仙崎大輔を軸とした友情劇や恋物語も含まれています。

本作を観て興奮したのは、少しづつ傾き沈んでいき、火災や爆発も起こるフェリーの中を、生き残るため懸命に逃げ惑うまさにサバイバル的な作風で描かれていたことです。船が沈むにつれどんどん水が浸入してくる恐怖、傾く船によってパニックとなる乗客たち、ギシギシときしむ演出などからは死の恐怖を強く感じ、見応えがありました。海上保安庁による協力のもとの撮影とあって、リアリティもなかなかのものでした。CG演出も、確かに爆発シーンなどはCG感が出てしまっていましたが、豪華な撮影セットがあることもあり、気にはなりませんでした。それより、潜水シーンの泡の演出、閉じ込められた船内の様子などのセットのクオリティがかなり高く、見応えがありました。

ただ、全体的にダラダラしたストーリー展開が気になりました。所々に突っ込んでくるラブコメシーンはやたら長く尺を取っているため少々しつこく感じ、気持ちが萎えてしまいます。主人公仙崎大輔のフィアンセである伊沢環奈役、加藤あいの演技が少々ダイコン気味で、感動的なシーンでもなかなか感動出来ないばかりか、そもそも魅力的なキャラに見えませんでした。仙崎と伊沢の人間関係を一つの大きな要素としている作品だけに、これは残念なところです。影が薄いと言うか、あまり印象に残らない登場人物でしたね。
海保のお偉いさん方の会話シーンもテンポが悪く、緊迫感を損ねてしまっています。

あと、海保だけにに焦点を当てたところも残念。警察や消防など、もっと多くの機関が協力して今回の事故に携わっている訳ですから、その機関の奮闘ぶりをもう少し増やしてくれればさらにリアリティが出たのではないかと思います。勿論これは海保の映画ですから、海保と共に奮闘している姿を映し出す程度で良いかと思いますが。

星3つ、可もなく不可もなくといったところです。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • パニック
  • 恐怖
  • 勇敢
  • 絶望的
  • かっこいい
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