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曖昧な週末 (1999)

周末狂熱/RAVE FEVER

監督
アラン・マック
  • みたいムービー 1
  • みたログ 23

3.00 / 評価:2件

主役はソニアの手帳。そしてその人は…

  • kzny1814 さん
  • 2007年6月8日 18時36分
  • 役立ち度 8
    • 総合評価
    • ★★★★★

この時期のYAHOO動画が期間限定で無料にて配信されていたので見ました。

いかにも中華文化圏らしい映画だったと思います。
ふれあいがあり利害関係に敏感で、そうであるにもかかわらず、その場しのぎで事を済ませながらも自分の立場を誇示していこうとする難癖が、この映画から垣間見えました。

舞台は香港。
この話は、曖昧な記憶をたどりながら落し物の手帳を手がかりに、手帳の持ち主ソニアという人物を探していくうちに、そのソニアの正体が明らかになっていくというお話。

序盤は映画の主役は”ドン”かと思いきや、物語が進むにしたがってアシェリーに移り、ゴードンの回想シーンで全体像が浮かび上がり、最後に衝撃な結末で終幕するのである。つまり、主役はソニアの手帳と正体不明のソニア、といったまとまりであり、映画の演出やストーリー構成が非常に良くできていたと思います。
序盤は、この物語の全体像が意外とわかりにくく、スッキリしないうちに物語が進展していくと、ゴードン視点の回想シーンで全体像が丸く納まり、その先に結末が待っているのです。
そこのところは非常に見事なストーリー演出だったなと思います。

しかし期待とは裏腹に、結末があまりに酷すぎました。折角のラブシーンや演出を、あんな形で壊す必要が果たしてあったでしょうか?結末が衝撃的過ぎるあまりに、今までの完璧なストーリー演出は一体何だったのかと問いたくなります。

まず全体を通して、スティーブンの素性が判らなくなりました。なぜスティーブンがアシェリーを好きになったのかが分かりません。スティーブンにあんな趣味があるのであれば、二面性を出さずに素直に○モ○○○ャ○してくれる男性を探すべきです。あのスティーブンの趣味に、アシェリーを好きになることが相容れられません。相手に嫌われてでも趣味に走るようでは相思相愛は望めません。
もう一つ腑に落ちないのが、スティーブンちの家具の半分をソニアが持って行ったという件です。写真までもが半分にされていましたが、ということはあの写真は一体何なんですか?隣にいた人って誰?それとも偽造?少なくともそんな工作を使ってアシェリーを騙す必要がない。むしろそんな工作をしない方がまだ理解されます。そういった意味では、手帳も別に作る必要はなかったと思います。
スティーブンのエゴイストさと多重人格の重症さと変な偽造工作をする程の気の小ささの3点で、普通に考えれば誰にも相手にもされません。
別に○イや○モ○○○ャ○の人が嫌いなわけではありませんが、それによってスティーブンが秘密性のエゴイストになっていることが非常にがっかりです。

おまけに、それによってドンとゴードンが同じように吐き出す始末、ここにリアルな演出は要らなかったと思います。あまりにグロテスクです。

ゴードンの異常な日課には驚かされました。あれだけ体調が悪いのに仕事をするわ、まだ遊ぼうとするわ、あの人は何をやらかすかわかりません。
…あの脚本を考えつく人の気が知れませんが、それがあってこそ、衝撃の映画が出来上がったんだと思います。
しかし、残念ながらそれ以上はないと思います。

それでも、製作者たちの思う壺にはまっているのかもしれません。

途中までは存分に楽しめました。
まだ見ていない人は騙されるのを覚悟でご覧ください。

詳細評価

物語
配役
演出
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音楽

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