あらすじ・解説
ベルリンにある寄宿学校に通うパウル(ダニエル・ブリュール)とギュンター(アウグスト・ディール)は、対照的な家庭環境で育ってはいるが、ある秘密の誓いを立てた親友同士だった。
シネマトゥデイ(外部リンク)
作品レビュー(17件)
- gpd********
5.0点
なぜ彼女ばかりが愛されて自分は愛されないの? どんなに愛されたとしても本当に人を愛せないのならばそこには孤独しかないんじゃないのか?愛することが出来たのならば・・・その想いが届かないのなら只の独りよがり、それも孤独な愛なのか? 違うな・・愛を感じられるだけ愛することのできる者のほうが幸せなんだ。報われなくても傲慢でも。 胸に突き刺さる青い棘。儚くて痛くて切ない。でも物凄く美しい。 僕らは一番美しい瞬間にこの世を去るべきだと思わないか? じんわり胸に残るいい映画だ。
- yut********
4.0点
このレビューにはネタバレが含まれています。 - ぴ
4.0点
1927年にベルリンで実際に起きた“シュテークリッツ校の悲劇”を元にした物語。何かに取り憑かれたような危うさと、冷めきった視線を持つ青年の行く末は、、、そして親友の今後は、、、対照的な家庭環境で育った2人の、愛と望みと退廃感を描いたドイツのお話。 格好のワイドショーねたになっただろう、この事件。多量のアルコール、同性愛、妹への嫉妬、自己愛、、、などなど、今の時代でさえ驚くほどの衝撃度。しかし、真相は本人たちにしか分からない。いや、当事者でさえ、分からないのかもしれない。どうして、あんな事になってしまったのか、、、、。 ★ギュンター・・・お金持ちの放蕩息子。ポール・ペタニー+ヴァンパイア風。自分の彼氏が妹の彼氏になった事が、事件の発端。しかし、嫉妬に狂った、というよりは、潔く散る道を探していたように感じた。たぶんナルシストだったろう彼は、美しいまま死んでいきたかったんだと思う。愛する人を道連れにして、、、、。 ☆パウル・・・労働階級の家の出身。秀才で真面目、シャイで控えめな彼は、結局軽い罪で済んだ。殺人幇助・自殺幇助には問われなかったのは何故か?警察側は、ただ巻き込まれただけ、と判断したのだろう。しかし、これは彼を下に見ている目線だと思う。貧乏人は、金持ちのような高尚な感覚(良い悪い含めて)を持っている筈がない、というのは大きな間違いだった、、、、。 ★妹・・・周りの男たちが夢中になるようなそんな魅力は感じなかった。秋川リサ風。ドイツ美人はこんな感じなのか? まだ学生の分際で、、、、幸せの絶頂を語るのは早すぎる。大人になって、時を重ね、老人になった時回想すればイイんだ。どの時が頂点だったのかを、、、。頭でっかちの青年の、思い込みと思い違いからの悲劇。 最後に、残った者たちについて語られる。あの時ではない別の日に、幸せの絶頂が有っただろう事を、願わずにはいられない。。。 男×男のイギリス物、って思っていたから、かなり違う内容に吃驚。しかも実際に起きた事件だったなんて、、、、。ドイツの話だったせいか、親のいない週末の別荘で好き勝手に遊んでいるにしては、アメリカ物とは随分違う雰囲気でしたね。堅い、っていうか、暗い、っていうか、、、。まぁ、そんな感じが作品に重みを与えていました。 パウル役のダニエル・ブリュール見たさでした。もともとはスペイン出身という事で、他のヨーロッパ顔とは違う空気を持っています。でも、活躍の場はドイツのようですね。他作品でも、なかなか味のある役をやっています。「グッバイ、レーニン」がお勧め(未レビュだ)。「ボーン・アルティメイタム」?どこにいたんでしょう?? 言うまでもありませんが人を殺すことは、大罪です。そして、自分から死ぬことも大罪です。駄目です、絶対にダメ。
- nan********
4.0点
ネタバレ青春という麻薬
このレビューにはネタバレが含まれています。 - see********
5.0点
このレビューにはネタバレが含まれています。
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