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トランスポーター2 (2005)

TRANSPORTER 2

監督
ルイ・レテリエ
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  • みたログ 4,572

3.80 / 評価:1,184件

トランスポーター2

  • bar***** さん
  • 2019年8月19日 20時52分
  • 閲覧数 120
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

トランスポーター2。

前作と異なるのは、フランクが闇稼業としての運び屋ではなく、上流階級の息子の送迎をする運転手になっていること。これだけ見るとスケールダウンしたかなと思いきや、前作を上回るパワーアップが施されています。

今回はライのようなメインヒロインが存在しない分、よりいっそうフランクのキャラクターの描写が際立っています。

ロマンスがないのは賛否両論でしょうが、フランクのキャラクターを考えると、ロマンスが必ずしもプラスに働くとは限らないので、私はこれでよいと思います。(一徹なキャラクターなので、ノイズが走る恐れがある)

そして単純にメインキャラクターが減った分、フランクに力がそそがれています。今回はフランクが大活躍です。

前回は前半がカーチェイス、中盤に車を壊されて、後半に銃撃戦と格闘になったわけですが、今回は規則性なくカーチェイスやバトルが繰り広げられますので、展開が読みにくく、緊張感を持ったシナリオ運びとなっています。

謎の女ヒットマンとの遭遇から、フランクの仕事のターゲットであるジャックの誘拐と、こちらに十分な情報が与えられないまま、何らかの陰謀が進行していることだけが示唆されます。陰謀の正体が発覚する中盤に、事件の様相が変わる重大事実の提示があり、綺麗な転調が行われます。

これを見ても、前回と違い、緊張感を切らさないような工夫をしていることがわかります。前回は中盤で一度クールダウンするようになっていました(ライの登場とフランクの葛藤、タルコニ警部とのやり取りなど)。しかし今回は次から次へと難関がやってきて、フランクのスタイリッシュさも増して、彼の魅力がいっそう引き立つようになっています。

個人的にそこが評価点。全体のバランスが取れています。演出面に一つ加点しました。

アクションのクオリティも前回よりも上がっていて、ステイサムの頑張りがかいま見えます。彼は本当にすごいです。ただし、前回でもあったように、クローズアップ方式での連続カットはよくないと思います。それのせいで、包括的に、総合的に状況を整理することができず、何が起こっているのかいまいちわからない。派手さを重視するあまり、中身がよくわからなくなっています。

やはり戦術面とか、戦略性を重視する方式にしたほうがいいと個人的に思います。そうする作品が魅力的でないことはほぼないからです。

今回のテーマは、フランクのキャラクターそのものだと思います。彼のプロフェッショナル性、そして情熱、そして優しさ、様々なものが、作品のモチーフに反映されて表現されています。ビリングス一家が事件の渦中にいるように見えるのに、フランクはその輪に入っていない。それはフランクのキャラクターとして自然で、よりいっそうフランクのキャラクターが際立ち、目立つようになっています。

詳細評価

物語
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