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TAKESHIS’
2005年11月5日公開

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1072005年11月5日公開

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2.0

北野武の野いちご

人生を回想する映画をイングリットベルイマンの「野いちご」からとって「野いちごもの」と呼ぶが、これは北野武の野いちごもの。 生前葬のように人生を回想している。 誰もが思う「もしかしたら他の自分もあったんじゃないか」という妄想。 普通は不遇な人生を送ってる者が、成功した自分を現実逃避のように妄想するのだが北野監督は「売れてない自分も必ずいたはずだ」と、貧しかった頃の自分を基本に置いている。 それは自身に染み付いているものか罪悪感からか。 結局売れる売れないは運だと認めていることにもなる。 しかし最後は成功者のたけしに戻る。 それは、この世は現実が一番強いんだぞ、という事実をつきつけている。 有名人も成功者もそれ以外の人たちと似たようなことを考えている、だから君たちも人生勝手に絶望したりすることないよ、というメッセージに私は思えた。

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