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博士の愛した数式 (2005)

監督
小泉堯史
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3.73 / 評価:1,023件

数学は好き嫌いがはっきり分かれる科目

  • yan***** さん
  • 2020年3月22日 15時07分
  • 閲覧数 647
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

数学のコンクールに応募した書類を普通郵便で出してしまった家政婦の杏子、それに対して博士は『速達にする必要はない。誰よりも早く真実に到達するのは大事だが、それよりも証明が美しくなければ台無しだ。本当に正しい証明は一部の隙もない完全な強さとしなやかさが矛盾せず調和しているものなんだ。なぜ、星が美しいか誰も証明できないのと同じように数学の美しさを表現するのも困難だがね。』とこたえます。数学は好き嫌いがはっきり分かれる科目だと学生時代にとても思いました。問題集にただただ取り組む毎日、受験のためのだけの学問、日常生活に何の意味のない学問。この作品からは、記憶が80分しか持たない運命を背負っていきる他なくなってしまった博士だからこそ語れる、数字の面白さ、数字と数字の組み合わせが生むまだ見ぬ世界を探求する楽しさが数学という学問に隠れていることがよく伝わってきました。

杏子が家政婦をするようになっても博士の病状が回復することはありません。この物語の前後で変わったことは何もない。博士の余生のある部分を切り取ったにすぎません。でもそんな博士と接した杏子の息子は数学の教師になりました。博士が立つことのできなかった教壇で、博士ができなかった数字と数学の面白さを伝える日々を送ることになりました。そして、この映画を見た数学嫌いの私は、今になって、24という数字が4の階乗だと覚えました。220と284という数字が世界で5つしか発見されていない友愛数だと覚えました。映画に意味を求めても仕方ありませんが、役に立たない人間だと嘆く博士でした。でも、生きている限り、何かの役には立てるんだって、立っているんだってそう感じました。

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