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博士の愛した数式
2006年1月21日公開

博士の愛した数式

1172006年1月21日公開

beautiful_japan_

5.0

深津絵里の名演技が光っています

交通事故のため、記憶が80分しか持たない数学者の博士(寺尾聰)と家政婦の杏子(深津絵里)、その息子ルート(齋藤隆成)の交流を描く。天才的な数学の能力を有しながら記憶障害や頑固な性格の博士に、忍耐強く献身的に接して徐々に良好な関係を築いていく姿は清々しい。 深津絵里は、純粋で仕事熱心な家政婦を見事に演じている。主人公の寺尾聰や、独特の闇を漂わせる未亡人役の浅丘ルリ子の演技も素晴らしいが、深津絵里の名演技は評価されるべき。 数学・数字のエピソード、博士と家政婦・杏子母子の関係、阪神タイガースの選手の記録や背番号、博士と未亡人の屈折した関係などが、絶妙に織り込まれている。 成長して数学教師となったルート(吉岡秀隆)が授業のなかで説明する数式や数学用語、その背景にあるエピソードのウンチクも面白い。

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