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ある子供 (2005)

L' ENFAN/THE CHILD

監督
ジャン=ピエール・ダルデンヌ
リュック・ダルデンヌ
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  • みたログ 952

3.69 / 評価:210件

いつまでも子供

  • milneko913 さん
  • 2012年4月23日 14時23分
  • 閲覧数 561
  • 役立ち度 3
    • 総合評価
    • ★★★★★

監督独特のカラーが息づく作品。
好き好きがはっきりでる作品だが、これは自宅の薄暗い部屋で一人で孤独に鑑賞したい作品だ。


大人になるのはいつの事なのか。

既に大人になってから月日が流れている私でさえ、大人など存在するものか、と思っている次第である。

大人の定義が「責任」を持つ事であるならば、ひとは大人になるのだろう。

ソニアは出産したことで「責任」を抱えることとなり、息子をそれはいとおしく抱きかかえている。
ブリュノに対する少女のような愛を見せながらも母の顔を見せるソニア。
対照的なブリュノ。
息子の存在がまだ良く理解出来ないのも仕方無いだろう。
家も仕事も無く、悪い仲間とつるむばかりでは・・・。

しかし、生まれた息子はそんなことはお構いなしに生きるために泣き、眠り、乳を飲む。

金が必要なのだが、息子がいては自由に動けなかった。
そこで、ブリュノは選択しただけだ。
それはソニアに受け入れられないこととは思いもせずに。

ひとは大人になるのも年齢でなるわけでない。それは明白だ。
そして、親になるのも子供が居るからでは無い。

哀しみを目の当たりにして子供は大人になる決断をした。

「ある子供」はソニアであり、ブリュノであり、生まれたばかりの息子であり、作品を観ているあなたでもある。
そう、いわれているような気がした。

詳細評価

物語
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イメージワード

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