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痴漢男 (2005)

監督
寺内幸太郎
  • みたいムービー 19
  • みたログ 98

3.22 / 評価:27件

ちょっと残酷では?

  • cyborg_she_loves_me さん
  • 2018年9月20日 11時57分
  • 閲覧数 419
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

こんなこと言ったら本当に申し訳ないけど、この映画、主演の柳浩太郎くんのこのとろんとした目、この滑舌の悪さ、この動作のぎこちなさが、金太の不器用さ・まぬけさを演出する上で非常にいい効果を出してますね。
 だけど、この緩慢さが、柳浩太郎くんが現実に逢った交通事故の後遺症のせいだということを知って見てたら、金太の不器用さを素直に笑えない。

 最後に陽子の所へ走っていくシーンも、顔が映らない角度からのカットは代役が走ってますね。現実の柳浩太郎くんはあんなスピードでは走れないわけです。
 障害を、「まぬけさ」を演出するための武器にするって、ちょっと残酷じゃありません?

 というような、映画の本筋と無関係なことがまず気になりました。
 それから、この延々と続く、文字キャラを背景に語られるスレッド住人たちの意見も、ちょっとうんざり。
 だってこの部分って、要するに画面見てる必要ないですよね。爪切りでもしながら聞き流してればいいわけで。
 そういうところ、作りに大いに問題があるなと思いました。

 ストーリーは、あまりにも「出来すぎ」です。
 痴漢に間違われたという、たったそれだけのきっかけで、こんな美人の女性が3人もいっぺんに「わっ」と寄ってきて奪い合いになるほどの魅力をもった男が、友達いない、「彼女いない歴イコール年齢」なわけありえません。
 トロくて口下手で、スレッド住人たちに逐一相談しないと行動ひとつ決められなかったはずの男が、最後はいきなり、どんなに非難されても自分の本心を正面から告白するめっちゃ誠実で勇気あるカッコイイ男に変身するのも、ありえない話すぎますね。

 最近こういう、ダメ男・ダメ女がふとしたきっかけからヒーロー・ヒロインに大変身、という物語、多いですね。
 それだけ、自分はダメだと信じ込み、その状態から抜け出せずにいる人たちの数が多いっていうことでしょう。
 そういう人たちに、いっとき空想の中で夢をかなえてあげる映画なわけですね。
 だけど、「夢は夢見てるだけじゃつまんない、かなえてナンボでしょブチ抜こう」って、ちょっと言いたくはなりますが。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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