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5.0点
破綻しているのに説得力がある。ラース・フォン・トリアーらしい脚本だと思った。監督はラースではなく彼とドグマ95を結成したトマス・ヴィンターベアなのだが、撮るにあたって主要人物の年齢を脚本より10歳以上も若返らせたという。このことも含め、暗い重いストーリーをスタイリッシュで時にコミカルに演出し、それでいてちょっと感動してしまうほどの作品に仕上げた監督はすごい。ダンディーズのレトロな衣装やゾンビーズの曲もよかった!「ディア・ウェンディ」も「ドッグヴィル」と同じようにある一つの街を舞台にしているのだが、考えれば考えるほど裏に込められた風刺や皮肉がみえるような気がした・・・傑作であり問題作
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