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ブレイブ ストーリー (2006)

BRAVE STORY

監督
千明孝一
  • みたいムービー 112
  • みたログ 2,353

3.09 / 評価:1189件

原作の良さがカットされてしまった

  • みゆきち沢 さん
  • 2010年7月7日 16時57分
  • 閲覧数 1300
  • 役立ち度 18
    • 総合評価
    • ★★★★★

まず、僕はこの映画の原作である宮部みゆき著「ブレイブ・ストーリー」が大好きで
もっと言うと原作者の宮部みゆきの大ファンです。

この映画も原作を2度3度と読んだ上で鑑賞しました。

原作ファン、原作者ファンとしてこの映画には大変がっかりでした。

原作は、テレビゲーム好きとしても有名な宮部みゆきが
RPGの要素をふんだんに取り入れたファンタジー小説です。

でもこの小説の大きな特徴の一つが第一部にあたる現実世界での部分、
主人公の少年がファンタジー世界へ足を踏み込むきっかけとなる
現実世界での出来事・事件を描いた部分に相当のページ数を割いていること。

この現実世界を描いた第一部こそが宮部節炸裂、
登場人物達の人間関係や心理描写を丹念にじっくりと容赦なく描くことで
ファンタジー世界でのワタルやミツルの行動や選択に必然性が生まれて
だからこそせつなくて感動的な物語となっています。

が、一本の映画として纏めるためにはしょうがないことだとはわかるんですが、
映画ではこの現実世界を描いた第一部を大幅に省略。
原作の重要人物であるルウ伯父さんや大松香織すら出てこない。

ファンタジー映画だから当然ファンタジー世界をきちんと描かなければならない。
そのためには現実世界のパートを削らなければならない。
第一部の現実世界パートを丹念に描いちゃったりしたら
上映時間が3時間越えちゃうじゃないか、という理屈は大変よく分かります。
分かるんですが・・・・・・。

僕は原作の魅力、宮部みゆきらしさはファンタジー部分もさることながら
第一部である現実世界のパートにもあると考えているので
そうするとこの映画は宮部みゆきらしさがあまり見られず、
宮部ファンとしてどうしても評価が低くなってしまいます。



声の出演陣について:
僕は基本的に「職業声優を使え」派なんですが
この映画に関しては、極一部のキャストを除いて
特に違和感なく見ることができました。
松たか子の少年役は意外にしっくりきていたし、
大泉洋は本人のキャラと役柄が実にマッチしていましたね。
脇を固める『豪華声優』陣も大変よかった。



※イメージワードは原作に対してです。

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