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白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日々 (2005)

SOPHIE SCHOLL - DIE LETZTEN TAGE

監督
マルク・ローテムント
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4.12 / 評価:216件

狂気盲目的全体主義への小さな反抗と代償

  • sol***** さん
  • 2020年5月20日 20時08分
  • 閲覧数 440
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

史実を知る一助となったことにまずは感謝を。

ヒトラー政権・ナチスへのささやかな学生レジスタンスの抵抗と末路を描いた物語。

こまごまストーリーは述べたくないが、彼らが逮捕され尋問される場面で一番に思ったのが「これが大日本帝国なら絶えざる罵声・暴力・拷問で瀕死になったことだろう・・」
多少は怒鳴られる場面はあったものの、取調官と比較的理性的に政治思想的論争さえ交わせただけましなように思えた。もちろん創作演出かもしれないが、大日本帝国特高の取り調べで反論しようものなら半殺しになったのではなかろうか。

他に興味深かったのはナチスも敵側優勢を絶対認めず、精神論・根性論めいた虚勢を張って戦局を乗り切ろうとしていたこと。つまりはあの当時の枢軸国ドイツ日本は精神面においてもまさしく「類は友を呼ぶ」同盟関係にあったわけだ。(イタリアもファシストだから当然そうなのだろう)

最後まで毅然としていたヒロインの態度は立派。
銃殺か絞首刑か?と想像していただけに刑の執行がまさか断頭台だったとは絶句!
いずれの刑もその最後の意識の有り様なんて全く想像がつかんよ・・。

しかし、ある輪廻転生論によれば信念を抱いたまま絶命した場合、後の時代に正義の闘志として生まれ変わるだろうということ。
もし私が政治犯として極刑に処せられることになるなら(真実の”ノンポリ”なのでその可能性は極めて低いが笑、無能なくせに虚勢を張る嘘つき首相と現代的特高が台頭して来たら警戒が必要かも)、「彼らは何をしているか自分でも分からないのです」という聖句を唱えながら誰も恨まず刑に臨みたいものだ。
と本作視聴後そんな想像が頭を巡った。

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