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燃ゆるとき THE EXCELLENT COMPANY (2006)

監督
細野辰興
  • みたいムービー 27
  • みたログ 224

3.56 / 評価:115件

テーマは「国際金融資本VS世界中の庶民」

  • swfan1978 さん
  • 2010年9月29日 23時54分
  • 閲覧数 270
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

日本的経営の再認識、「家族的な職場」を理想とする日本的な「愛社精神」の再認識、といった部分については、他のレビューに豊富に書かれていそうなので割愛します。

映画全体の「のほほん」とした展開についても、他のレビューに書かれているように、ちょっと物足りなさを感じました。

しかし本作の最大の評価点は、「投資銀行による謀略」「自由が無い国 アメリカ」といったテーマを描いていることにこそあると思います。

ハリウッド映画はもちろんのこと、日本映画も多くは、避けて通るテーマ:国際金融資本の非人間性、アメリカ経済・社会の裏面である、「実は庶民には自由が無い国」であること、これらを暴く本作品の勇気には拍手喝采です。

投資銀行が、ユニオンを使って、企業買収を画策する世界には、寒気がしましたし、温かい日本的経営が成功してゆく展開に心地よさがありました。

ラストで涙が出たのは、「この国は自由の国と言ってきたが、実は私たち庶民には全く自由が無い国なんです。騙されてきた」と言って、キャサリンが心情を語るところです。

そして、周りの人々が、同じ庶民として、何に騙されてきたか、気づく場面です。

この場面こそ、製作側の真のメッセージだと捉えました。

そして、そのことを訴えた本作の勇気を賞賛します。

映画として物足りないのは、たぶん原作は優秀でも、映画監督の演出の力量が足りなかったのだと思います。
他の優秀な監督が作れば、もっとエキサイティングな映画になれたと思います。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 泣ける
  • 勇敢
  • 知的
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