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ナイロビの蜂 (2005)

THE CONSTANT GARDENER

監督
フェルナンド・メイレレス
  • みたいムービー 364
  • みたログ 3,020

3.61 / 評価:1012件

心が乱される映画

  • Takaaki さん
  • 2015年2月7日 10時28分
  • 閲覧数 2111
  • 役立ち度 4
    • 総合評価
    • ★★★★★

映画を観終わった後、しばらくの間、心がざわざわしたような感覚に陥った。本当に心が乱される映画であった。

日本や多くの先進国の常識は、アフリカでは通用しない。
貧しい暮らしや、弱い者・正義を貫こうとした者が殺されるという現実が、冷酷にリアルに描かれている。

主人公ジャスティンは、感情を取り乱さない人物であった。
妻テッサの遺体を見た時ですら、嘔吐するサンディの背中をさすっていた。
しかし、それは妻の死に何かしらの違和感を感じていたからだ。
パソコンの中身が見れて、妻が殺された経緯が腑に落ちた時、サンディは泣き崩れる。これこそ、最も胸の熱くなるシーンの一つだ。

映画の後半になると、サンディは妻の死の真相を知ろうと奔走し始める。
迫りくる緊迫感があり、非常に面白いと感じた。
この映画の特に優れた点は、人間関係の描き方だ。
ジャスティンの知らない、テッサを取り巻く関係が暴かれていく。

映画を通して、
"アフリカには殺人事件はない、痛ましい死があるのみだ"
そんなセリフが心に残った。
ジャスティンが結局、殺されることだって、
2人の死によって、何かが変わったのか、何も描かれないことだって、
映画の終わり方には、やりきれない気持ちを抱いてしまう。
このように、この映画の目的は、観る人に衝撃を与え、心を乱して、アフリカの今を訴えかける所にある。
楽しく観れるかは置いておき、そのような目的は達成された映画だろう。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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