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ナイロビの蜂 (2005)

THE CONSTANT GARDENER

監督
フェルナンド・メイレレス
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3.60 / 評価:841件

解説

『シティ・オブ・ゴッド』のフェルナンド・メイレレス監督が、冒険小説の巨匠ジョン・ル・カレの原作を映画化。妻の死に世界的な陰謀の存在を嗅ぎ取った主人公の心の旅路を、ナイロビの雄大な自然を背景に映し出す。命を賭けて謎に迫る夫を『イングリッシュ・ペイシェント』のレイフ・ファインズ、不慮の死を遂げる若妻を『コンスタンティン』のレイチェル・ワイズが熱演する。愛の強さと尊さを壮大なスケールで描き出す感動作。

シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ

アフリカのナイロビでイギリスの外交官として働くジャスティン(レイフ・ファインズ)は、ある日、弁護士で救援活動家の美しい妻テッサ(レイチェル・ワイズ)を殺されてしまう。失意の中、ジャスティンは、妻が追っていた事件がイギリスの薬品メーカーによる現地の人々を使った人体実験であることを突き止める。

シネマトゥデイ (外部リンク)

映画レポート

(C)2005 Focus Features, LLC
(C)2005 Focus Features, LLC

「ナイロビの蜂」手持ちカメラが現地の匂いや土埃まで運んでくる

 庭いじりが唯一の趣味の外交官と、問題意識満々の女性活動家。この冷静と情熱のあいだに恋が芽生え、結婚した2人は赴任先のナイロビに渡る。妻はスラムの救援活動に没頭していくが、夫は見て見ないふり。その事なかれ主義が根底から崩れるのは、妻が何者かに殺された後だった……。

 ブラジルのスラム街を描いた「シティ・オブ・ゴッド」の監督メイレレスの新作は、ジョン・ル・カレの長編の映画化。対照的な男女の愛、妻の死の真相を究明する夫、その過程で明らかになるアフリカでの薬物実験、製薬会社と官僚との癒着……と、1作で何本もの映画が作れてしまえそうな重層的な物語を骨太の社会派ラブストーリーに統合し、堂々のハリウッド進出だ。

 ことに舞台がイギリスからアフリカに移ると映画は俄然息づいて、本物のスラムで撮影したシーンなど「シティ・オブ・ゴッド」同様、手持ちカメラが現地の匂いや土埃まで運ぶ勢い。それは妻の熱情の描き方にも通じ、この監督の視線は常に搾取され利用される側に吸引されることがわかる。時制を交錯させた構成や編集の妙より、そんな低く熱い目線こそこの作品の精髄に思える。(田畑裕美)

映画.com(外部リンク)

2006年5月19日 更新

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