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ボブ・ディラン ノー・ディレクション・ホーム (2005)

NO DIRECTION HOME: BOB DYLAN

監督
マーティン・スコセッシ
  • みたいムービー 51
  • みたログ 150

3.74 / 評価:50件

「アイム・ノット・ゼア」と一緒に見て!

  • Shoko さん
  • 2018年2月19日 17時41分
  • 閲覧数 231
  • 役立ち度 6
    • 総合評価
    • ★★★★★

偉大なボブ・ディランさんのどこが偉大なのか、以前から知りたいと思っていました。
CDを聞いていくつか曲も知っていますが、メロディアスでもないし、声がいいというわけでもないし、投げやりにも聞こえる歌い方。
きっと歌詞がはっきり聞きとれないから、60年代に人々を虜にしたメッセージが伝わらないんだろうな。
残念だなぁ、と思いつつ、やっぱり気になるから2007年の「アイム・ノット・ゼア」を鑑賞。
見るのに努力がいったけど、なんとなく人物像はつかめた。
でも6人の俳優さんが6つのディランのイメージを表現したこの映画、そのイメージのもとになった出来事を知りたいと思って、こちら、2005年のマーティン・スコセッシ監督のドキュメンタリーをみました。

結論から言って、これは素晴らしいです!
「アイム・ノット・ゼア」で見たのはこのことだったんだ、とよくわかりました!
二枚組DVDで3時間30分と長いです。
二日にわけて鑑賞しましたが、人の生涯を語るんだったらそれだって短いくらいだよね。

ディランさんが自分の言葉で語っているのがいい。
それをサポートする形で実際の映像や関係者のインタビューや写真が挿入されて、謎の人、ボブ・ディランのことが、はじめて謎ではなくなった!
「アイム・ノット・ゼア」をみてたから、インタービューが面白くみられたと思うので、ディランを知りたい方、「アイム・ノット・ゼア」と本作の二作セットでみることを強力お勧めします!

ディランってプロテストソングを書いた社会派、時代の代弁者と思われているけれど、自分は自分がその時表現したいこと、歌いたいことを歌っただけ。それをあれこれ解釈して、自分を政治的なカリスマに祭り上げないでくれ、こんな人間だと勝手に自分の想いを投影しないでくれ、というスタンスがみえます。

でも彼の言葉には人の心を動かすものがあって(まるでシェークスピアのように)、聞くものは彼をほおっておけない。
その才能はまるで天から与えられたものかのよう、だから表現せずにはいられない。でもそれと自分の人格とはまた違うんだ(まるでモーツアルトのように)。

そんな風な天才ゆえの苦悩も感じました。

私は一度、ディランのコンサートにいって、無言でただロックミュージックを短時間演奏して去っていく姿にがっかりしたことがあるのですが、この二本の映画をみて、いつかもう一度機会があったらまたコンサートに行きたい気持ちになりました。私はディランさんのロックも好きです!

彼の生まれた町や子どもの頃のことがわかったのも収穫です。
でも「アイム・ノット・ゼア」のリチャード・ギアさんの役柄あたりのことは未だ不明、、。
あとゴスペル関係の話もなかったなぁ。

ともあれこの映画はディランを知りたい人には5つ星作品だと思います。
さすがスコセッシ監督!

詳細評価

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