ここから本文です

ボブ・ディラン ノー・ディレクション・ホーム (2005)

NO DIRECTION HOME: BOB DYLAN

監督
マーティン・スコセッシ
  • みたいムービー 51
  • みたログ 153

3.70 / 評価:53件

ライク・ア・ローリング・ストーンまで

  • najarake さん
  • 2020年9月9日 10時54分
  • 閲覧数 53
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

大量の映像記録をボブ・ディランの独白を軸に検証するようにつなぎ合わせたドキュメンタリー(なんだろうか?)。2005年の公開というから、もう15年も前の作品なんですねえ。まさかあの賞を取ろうとは夢にも思っていなかったでしょう、このころ、だれも。

バンド+エレキギターで散々だった欧州ツアーのドキュメントは、確かどこかで観ていたので、この作品の中軸を成すのですが、ちょっと既視感がありました。
それでも、ユダヤ人の家庭に生まれ、幼少時代、そしてエレキギターでロックンロールにあこがれた高校時代、そして歌い手として生きることを選択し、悪戦苦闘の日々、そして「フォークソング」との出会い。このあたりはかなり情報として新鮮でした。

そして、そこここに垣間見える「創作」の苦慮。言葉を扱う詩人がその詩を見事に音楽に仕上げる、言葉選び作業と音曲化の姿は、ボブ・ディランってのは、こういう人だったんだと感心した。
それと、かなり姑息で狡猾な横顔も推量できて、けっして「政治的な発言はしない」が「政治的」なものをうまく刺激して自分のスタンスを作ってきたんだということも、とてもよくわかります。

ボブ・ディランの独白を縦軸に、膨大な記録をたぐり証言者にインタビューした、どうしたってディランよりになりそうな作品を、批判的な視点も保ってまとめ上げたマーティン・スコセッシ、これはディランに増して魅力的ではあります。

ボブ・ディランをあまりご存じでない方は、ビートルズのヒット曲の発売年を一通り確認して、ディランの曲の発売年を見てみて、それでこの作品を観ると、かなり感慨深いものがあると思います。
観賞を楽しむためのおすすめです。
「ああ、もうこの時代にこんな曲を作ってたんだ」とビートルズのおぼっちゃま音楽ビジネスごっこが浮き彫りになるかと思います。

音楽を楽しむ人にお勧め。
ブルースの歴史もすごいけど、オデッタなんか見ると、もうフォークソングも格闘技級でしたんですね、あのころは。
でも「フォークソング」って今、どこへ行っちゃたんでしょうか?

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 笑える
  • 楽しい
  • ファンタジー
  • ロマンチック
  • 不思議
  • 不気味
  • 知的
  • かっこいい
  • コミカル
このレビューは役に立ちましたか?
利用規約に違反している投稿を見つけたら、次のボタンから報告できます。 違反報告
本文はここま>
でです このページの先頭へ