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イーオン・フラックス (2005)

AEON FLUX

監督
カリン・クサマ
  • みたいムービー 325
  • みたログ 2,727

2.69 / 評価:711件

イーオンと相棒のシサンドラがかっこいい

  • サンゴ さん
  • 2014年8月14日 23時12分
  • 閲覧数 1363
  • 役立ち度 3
    • 総合評価
    • ★★★★★

酷評の多いレビューを読んでから見たので期待値が下がっていたせいか、思ったよりずっと面白かった。
エロい衣装で走り回り攻撃するシャーリーズ・セロンは美しかった。
CGもなかなかすごかったし、大道具小道具が奇妙かつオシャレで、それを見てるのも楽しかったし。

ただ、もちろん文句も山ほどある。
最初に状況説明をざっとするんだけど、その説明には、主人公たちレジスタンスの異常な身体能力の理由がまったく出てこないのだ。
ウイルスで死滅しかけた後わずかに生き残った人類が塀の中で暮らしているのはわかった、そこが一見この世の楽園風なのもわかった、しかしそこでは最近人がいきなり行方不明になる事件が相次いでいるのもわかった、その政府に不信感を抱き、モニカンと呼ばれるレジスタンスが政府打倒を狙って暗躍しているのもわかった。

でも、主人公たちが奇妙な衣装を着ていることや、それを誰も変に思わないことや、いざ活動しはじめると、とても人間とは思えない、サイボーグみたいな脅威の身体能力を持っていることはまったく説明がない。
途中で相棒の女戦士シサンドラが足を手に改造手術したと言うシーンがあるので、もしかしたら主人公たちも体を改造しまくっているのかもしれないが、それならそうと言ってほしい。
そもそも、主人公自体が人間なのかどうかさえ、終盤近くまでよくわからなかった。

レジスタンスの親玉も最初から気持ち悪くて怪しすぎ、口から変な花出して何かやってるし、とても善人には見えない。
というか、妖怪にしか見えない。
むしろ、敵役の政府のメンバーのほうがよっぽど普通の人間らしく、レジスタンスのほうが悪役なんじゃないのかと思ってしまう。

このあたり、冒頭になぜこうなってるのかの説明が本当に欲しかった。
それがないので、ラスト寸前までずっと疑問に思っていた。

あと、せっかくの美女ヒロインのアクション映画なんだから、もっと軽く明るく描いたほうがよかったと思う。
とにかく暗い。
そこまで深刻な話でもないのに、ずーっと暗いからメリハリがない。

個人的に、SFは設定の説明が命だと思っている。
もともと現実にはない世界を描くんだから、この世界ではこういうルールでやっている、これはダメでこれはOK、という詳細を最初に説明することが肝心。
そうじゃないと、映画を見ていても頭の中に疑問がわき続け、その疑問が足かせとなってなかなかお話に入り込めないから。
成功したSF映画は観客にわかるように説明されてるし、失敗したSF映画はそれがされてない。で、これは後者。失敗作ですね。

失敗作だと言いつつ案外評価が高いのは、ヒロインのイーオンと相棒のシサンドラがいちいちかっこよかったから。
単純に、二人のアクションシーンは大いに楽しめました。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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