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イーオン・フラックス (2005)

AEON FLUX

監督
カリン・クサマ
  • みたいムービー 425
  • みたログ 2,957

2.71 / 評価:773件

何よりもオシャレに作ることが大事みたい

  • yutaku さん
  • 2016年7月18日 15時46分
  • 閲覧数 1102
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

物語がところどころ端折られて進みます。「あれ?」と思うけれど、話は通じます。おそらく、作り手の考えはこうだ。この映画は普通とは違うテンポで進みますよ。これくらいはついてこれるでしょ? この感じは新しいでしょ? なんだかおしゃれでしょ?――というつもりらしい。作品全体が、そうしたオシャレ感が満載でつくられている。主人公の衣装も未来ふうでなかなかおしゃれ。セットもいろいろ練られていてスタイリッシュ。でも、このセットには和テイストがふんだんに用いられているのがちょっと鼻につきます。赤い丸が白い壁にドーンと描かれていたり、警備員の衣装が忍者服をおしゃれに変形させたものだったり、マンションの食卓が掘りごたつ式につくられていたり……。和を取り入れているのが、スタイリッシュでしょ? という押し出しがちょっと不快です。外国人のフィルターを通してオシャレに描かれる和テイストは、どうしても和の本質から外れているので、日本人にはなじめません。大きな日の丸はどうしたってオシャレじゃない。忍者服はどんなにオシャレに作ってもオシャレじゃない。とうとつに掘りごたつを持ち出されても、オシャレな気分にはなれません。日本の中のあちこちから、ちょこちょこつまみ食いしている感じが不快なんですね。結果として、全然オシャレじゃない。日本人にはそう感じられます。その意味で、日本人以外の観客を意識してつくられた作品なんでしょう。
ストーリーも大味です。スタイリッシュさだけを考えている感じ。ココでのオシャレの肝は、人間のクローンです。新型ウイルスで子供を産めなくなった人間は、たった数百万人になり、塀に囲まれた小さなコミュニティのなかで生きながらえる。そのコミュニティのなかで、政府は人口を減らさないために人間のクローンに手を出す。誰かが死ぬたびに、その人間のクローンをつくり、赤ん坊をほしがっている夫婦をバーチャル妊娠させたうえで「出産」させ、育てさせていた。こうしたクローン計画は市民には秘されており、謎が多い政府に対し、反政府勢力が攻勢に出る。政府の指導者を暗殺に向かった女・イーオンは、引き金を引く段になって奇妙な記憶がよみがえり暗殺をやめてしまう。実はイーオンは、その指導者の亡き妻のクローンであり、かすかに残る記憶がよみがえったのだった。こうしてイーオンは反政府軍の裏切り者となる。しかし、そんななかで、政府内にもクーデターの動きがあり、指導者も微妙な立場に立たされる。クーデタを起こすのは、指導者の弟で、彼は自分たちの今の立場を守るために、人間が自然治癒によって妊娠できる体にもどっていた事実を隠していた。しかも、この事実を兄が知れば、公表してしまうと考え、兄の暗殺をたくらみ、反政府軍に情報を提供していたのだった。イーオンはその情報に載って、暗殺に訪れ、そして記憶がよみがえったのだった。こうした事実が見えてくるにつれ、指導者は、元妻のクローンと2人でクーデター部隊と反政府軍を相手に一戦を交えた末にクローン研究所を爆破してめでたしめでたしというもの。。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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