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ミート・オブ・ザ・デッド

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4.0

ネタバレNIGHT OF THE SLEEPING DEAD

低予算系シンプル良作。(ロメロ系ぞんび物として。相対的に) 舞台はアイルランドのど田舎。美しいけれど見事に何もないところ。見渡すかぎり原っぱ。ゆるやかな緑の丘。あと森。舗装されていない田舎道。ぽつりぽつりと小さな農家が点在する、だだっ広い放牧地帯。他には崩れかけた石造りの小さな遺跡が少々。日が暮れるとあたりは真っ暗闇で何も見えなくなる。というシチュエーションをうまく生かしたアイデア色々。淡々としていてドライな演出が好感度高し。朴訥クール。 全体の感想についてはkonoh1960さんのレビューを読んだら気が済んでしまったので、キャラ紹介でも。 ぞんび。 ちゅるちゅるぞんび(軟質度:★★★★★) 冒頭からいきなり「んなあほな」的スプラッター満開。奥様に掃除機で目玉とその奥にある諸々の何かを吸われて倒れる旦那様ぞんび。本作に限らないけどぞんびってどういうわけか非常にやわらかい仕様。 キーキーぞんび(やかまし度:★★★★★) 癇に障る黄色い声で鳴きわめき続ける婆様ぞんび。うるさすぎたせいか、怒り気味の主人公に容赦なくしっかりとやられる。ダイ、ビッチ!とか言われる。 フランシーおばさん(ぞんび似度:★★★★★) 初対面の人にぞんびと間違われて殴られそうになるフランケン顔の素敵な奥様。しかし期待したほどには活躍の場がなかったのが残念。 クソガキぞんび(ぽっちゃり度:★★★★★) まあ噛まれたせいで凶暴化したからクソガキってだけなんですけど。目がいいです。目が。大きなほっぺたがチャームポイントの少女ぞんび。 ウェディングベールぞんび(切なさ度:★) ベールの色から見て再婚だろうか。ぞんびのくせに自分が狙われていると分かるや、慌てたように小走りに逃げる姿は不可解かつ切ない。もしかしてあれはぞんびではなかったのでは?とも思わせる妙な足取り パーティぞんび(水子度:★★★★★) 車内に立てこもるシーン。パーティ帽子を頭にのせたお子様ぞんびたちがワラワラと車に群がり、小さな手がいっぱいガラス窓に張り付いて、ばんばんばん。ばんばんばん。かなり鬱陶しい。ほっとくと何故か自然に解散。 モーモーぞんび(脳内補完度:★★★★★ 新機軸度:★) ニュータイプのアニマルぞんび出現。デカくて強くて獰猛だ。こんなの到底太刀打ちできない。逃げるが勝ち。ちなみにほとんど映らないので、姿形については観る者の想像力が試される。てか普通に牛。 オヤスミぞんび(和み度:★★★★★ 新機軸度:★★★★★) 夜になると、立ったまま目を閉じてグーグー寝ているぞんびがたくさん登場する。意味不明かつ微妙に斬新だ。寝てるから何もしないんだけど、何もしないぞんびってなんだか新鮮。 #書いてたら飽きてきた。他にもいるけど私的に気になったのはこんなところ。オヤスミぞんびがよかった。 おまけ。 ヒロイン(スーパードライ度:★★★★★ 魅力度:★) かなりのタフキャラ?というか鈍い。感傷的な心理描写などは清々しいほどナッシング。「こんな状況で今そんな浸ってる余裕ないわよ!」って感じだろうか。生き抜くためにひたすら淡々と戦うのみ。ダーイビッチ!たとえぞんびが夫であろうと、襲いかかってくる敵に対し躊躇無くやるべきことをシッカリやってて、ちょっとドライすぎかと。ちなみに彼女はちゅるちゅるぞんびのところに書いた掃除機使用の奥様。 ヒロインをサポートするスコップ男(男前度:★★★) 無口です。無骨です。俺、不器用ですから、、みたいなオーラ少々。途中でこの人んちに寄ろうとするシーンがあるので、この人の家族ぞんびが出てきて感傷的にひと悶着はじまるのかなーなんて思いきや、そんなもん全然ない、という実にさっぱりとした映画。 フランシーおばさんと悪態おじさん夫妻(ラブラブ度:★★★★★) 最初は旦那のほうがちょっと感じ悪い人なのだが、あとあと、この悪態おじさんが切なく語る、フランシーとのなれそめなど身の上話がちらっと出て、ここは本作中で珍しく感傷的なシーン。フランシーおばさんはとても印象的で魅力的なキャラだったので、このへんはわりとしみじみと観た。しかし物足りない。もうちょっとフランシーを使ってほしかった。

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