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モルタデロとフィレモン (2003)

LA GRAN AVENTURA DE MORTADELO Y FILEMO'N/MORTADELO & FILEMON: THE BIG ADVENTURE

監督
ハビエル・フェセル
  • みたいムービー 2
  • みたログ 20

2.40 / 評価:5件

スペイン人の笑いのツボは…

  • bakeneko さん
  • 2014年3月7日 7時47分
  • 閲覧数 990
  • 役立ち度 4
    • 総合評価
    • ★★★★★

え~“笑い”というのは難しく定義すると“日常&常識から逸脱した出来事に対する感情の陽性な破裂現象”だそうで、従って“日常と常識の元となる”文化&風俗が異なる各民族や時代に依って“笑いのツボ”が異なってきます。
例えば-
香港やインド映画のベタなギャグ、
フランス&イタリアのドタバタ劇の泥臭さ、
英国のブラック&シュールな味付けの激辛、
アメリカの反射神経的ギャグの白痴性、
等は、日本との感性&文化の違いを感じさせますし、邦画でも(特に私の場合は)最近の若者映画の慣れ合い的なギャグには着いていけないケースが多々あります。

スペインで40年以上も連載されている同名人気コミックの映像化である本映画は、日本人とスペイン人の笑いのセンスの違いを勉強できる作品で、
“封切3週でスペイン映画史上最高の興行成績を達成し、スペインのアカデミー賞=ゴヤ賞で主要5部門を受賞した”-という肩書に、“きっと面白いコメディだろう♡”と期待すると、劇中のエキセントリックなギャグに置いてけぼりを喰ってします映画となっています。
特徴としては-
目まぐるしい高速展開で繰り広げられるスラップスティックなギャグ、
動物、奇形、暴力…等、現在の日本でのタブーねたを使ったギャグ、
漫画表現(体が変型、動きが加速…)の引用、
ナンセンス&一貫性の乏しい(=物語展開に重きを置かない)作劇、
等がスペインらしいけばけばしい色彩と能天気なバックミュージックに乗って展開します。
あまりの能天気さと灰汁の強いギャグの高速展開に頭がクラクラしてくる作品で、日本人とスペイン人の脳の構造の差を感じさせてくれる映画であります。
CGやセットにも独特のスペインのセンスが感じられる“濃い味付けのスペイン家庭料理映画”ですので、海外輸出用のスペイン映画にはない“本音の味”を、消化不良覚悟で試してみましょう!(そうすると「アイアム・ソー・エキサイテッド」等のギャグはかなりインターナショナルに通じる様に工夫してあることが分かりますよ!)

ねたばれ?
劇場公開当時は、エンディングテーマ曲に“空耳アワー”的な字幕が付いていました(これは日本的小細工ギャグ)。

詳細評価

物語
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演出
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音楽

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