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イカとクジラ (2005)

THE SQUID AND THE WHALE

監督
ノア・バームバック
  • みたいムービー 214
  • みたログ 992

3.39 / 評価:212件

シニカル許容範囲を遥かに超過

  • iz さん
  • 2008年6月9日 0時13分
  • 閲覧数 396
  • 役立ち度 15
    • 総合評価
    • ★★★★★

大人たちが、救いようがない・・・。
見ていて、腹が立って仕方がありませんでした。


夫婦ともかわいいのは自分だけ。
過去の栄光に痛々しいほどにすがる父、女であることを忘れまじと必死の母。
2人して子供を手放さない割には、
自分の担当じゃない日には子供を邪魔者扱い。

母親は知り合いの男全員に手を出してんじゃないの?というほどの勢いだし、
(全然そんな奔放な感じの母親じゃないんだけど)
挙句の果てに男の自慢話を息子に聞かせる母。
そして元妻が奔放過ぎなのが許せない父は、
自分だってと若い子に手を出し・・・と
まあまあやりたい放題!

大人たちのあまりの節操のなさに、ずっと口が半開きになってました(笑)


当然子供たちだって影響を受けるわけで・・・。
まだ大人とは言えない年代にして、
すでに性に対する感覚が麻痺していく様は痛々しすぎました・・。

お兄ちゃんはお父さんの気難しさを受け継いじゃっているので、
麻痺していきながらも最後に自制が効くのが幸いして
ラストになるにつれて彼の今後に光明がさした感じがしたけど、
弟くんはこのままだとどうなっちゃうわけ?と
映画が終わった先まで心配しちゃいました。
まるで知り合いの子供みたいな感覚でいます^-^;;

弟フランクを演じたオーウェン・クラインには、恐ろしささえ感じました。
最初はかわいく素直な感じで登場するんだけど、
話が進むにつれて垣間見せる冷めた目つきには、ぞぞ~っ。
うううううう、子供って本当に感受性が強いんだと痛感。


とにかく勝手な親に育てられちゃった子供たちが痛ましくて
これは、嫌な映画を見ちゃったなーと思ってここを覗いたら、
プレスの解説を見てびっくり。


え?
これコメディなのー!?



(@@)



いやいやいや、コメディにしてはブラック過ぎでしょう。
コメディだという刷り込みを事前にしておかないと笑えないですって。



うーん、見終わった今改めて考えると、
子供の立場に立ちすぎちゃったから笑えなかったのかなー。

確かに、一歩下がったところから全体を見るような感覚で映画を見ると
コメディに見える・・・・かもしれない・・・・・か?
でも、百歩譲ってシニカルなコメディだとしても
私には笑えなかったと思います。
むしろある意味ホラーっぽいような・・・。


・・・私には何とも不可解な映画でございました。
それともこの何とも形容しがたい感情を見る者に持たせることが、
この映画の意図するところなのかしら?
うーん、考えれば考えるほどドツボにはまっていくううう。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 不気味
  • 絶望的
  • 切ない
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