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サイレントヒル (2006)

SILENT HILL

監督
クリストフ・ガンズ
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  • みたログ 2,877

3.51 / 評価:1537件

完成度の高いB級ホラー。

  • さぶネバ さん
  • 2006年6月28日 22時26分
  • 閲覧数 3404
  • 役立ち度 143
    • 総合評価
    • ★★★★★

序盤から鬼気迫る映像と演出は見応えがある。この監督は本当に緩急のつけかたが上手いなと思った。
ハリウッドが作りたがるホラーというのは、大抵、何も起きなさそうな場面から「ただ、客をビックリさせるためだけに」次のカットで大音量の効果音と、それらしいモンスター、幽霊のカットをスポン、と入れてくる。もちろん、その次のカットにはそれを見せられたキャラクターの悲鳴と驚愕した顔。
しかし、この監督はそんなお決まりを1度としなかった。それはおそらく、そんな荒業を使わずとも、観客を恐怖に陥れるという絶対の自信があるからだと思う。だから、そのような場面でも丁寧に緩急を大事にしている。緩さを継続して見せれば、そこから急に切り替わる時、観客はそれについていけない。その手法を監督は“恐怖”に変えた。そのへんの見せ方はうまいし、この作品で何より目立つのは、カメラワークの巧さと、映像の素晴らしさだろう。
暗黒の向こうから、ひしひしと歩を進めてくる異形のモノ。それを長めに見せることにより、恐怖を増幅させる。そしてその先が見たくなる。まさに怖いもの見たさ、という心理をうまく引き出している。
この映画で頂けないことといえば、やはりキャラクターの心理描写だろう。極限の状況に陥り、果たしてそんな行動を取るだろうか?と疑問に思う部分が多々ある。少し気になりもするが、早々と進む物語展開にいい意味で振り回されれば難なく見ることが出来る。
そして、ホラー映画にありがちなメッセージ“真に怖いものは幽霊ではなく人間だ”という部分も事欠かさないあたりはすごい。
ただ、残酷な描写にリアリティが足りないのはVFXで表現しているからだろう。そこを追求すれば、本当に気持ちの悪い映画が完成したのに、惜しい。
とにもかくにも、B級ホラーとしては、完成度の高い作品。

http://sabuchan0605-id.hp.infoseek.co.jp/index.htm

詳細評価

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