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ナイスの森 The First Contact (2004)

監督
石井克人
三木俊一郎
ANIKI
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2.77 / 評価:139件

解説

『茶の味』などで国内外から注目される石井克人と「Smap Short Films」の三木俊一郎、そして『カスタムメイド10.30』のANIKIからなるクリエイターユニット“ナイスの森”が放つ第一回監督作品。ショートフィルムやCM界でユニークな作品を送り出してきた3人の個性がぶつかりあう、オリジナリティあふれる21のエピソードが展開する。“金持ち兄弟”のCMでも共演した寺島進と浅野忠信や池脇千鶴、加瀬亮、吹石一恵ら豪華キャスト陣の顔ぶれも要チェックだ。

シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ

女の子にモテたい一心でギターを練習する兄マサル(浅野忠信)と、無理やり聞かされている弟マサオ(アンドリュー・アルフィエリ)。熱心に弾いているのに無関心な弟の態度に腹を立てたマサルは、マサオと口喧嘩を始め……(『GUITAR BROTHER EX+1』より)。

シネマトゥデイ (外部リンク)

映画レポート

(C)2004映画「ナイスの森」製作委員会
(C)2004映画「ナイスの森」製作委員会

「ナイスの森 The First Contact」“泣ける映画”に挑戦する“笑える映画”

 こんな映画見たことがない……との感想を皆が抱くであろう異色作。そもそも映画はこうあるべきだなどといったルールはどこにもなく、今後も映画は変化していくはずで、そんな意味でこれは一種の“実験映画”なのだ。監督は石井克人など合計3名。多数の細かいエピソード群が、コント集のように次々と語られ、それらがかすかな繋がりを持って一つの宇宙を形成する(昔のテレビ番組「ゲバゲバ90分」に似ていると僕は思った)。

 では、これは難しい“実験映画”なのか? 難解といえば難解だが、それはここで展開されるコントが徹底してオチを欠いているからだ。そう、オチのない話を恐れることなく延々と羅列して見せること……そこに本作の野心がある。

 モテない男集団と美人OLが合コンに合意しても、実際に彼女たちが集合場所に現われるかといえば、そこにオチはない。それは僕らが知る現実そのものであり、現実にはオチがないのだ。なのに普通の映画は現実にオチがあるかのようにウソをつく。流行の“泣ける映画”なんかそうした“オチ信仰”の産物であり、本作はそれに対決する“笑える映画”だ。むろん全篇笑えるとは限らない。僕も正直4分の1くらい呆然としていたが、少なくとも数回は爆笑を約束されたこの“実験映画”に、あなたはどんな映画の未来を見出すだろう?(北小路隆志)

映画.com(外部リンク)

2006年3月30日 更新

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