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古畑任三郎ファイナル ラスト・ダンス (2005)

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4.01 / 評価:93件

ありがとう!ありがとう!古畑任三郎。

  • aqu******** さん
  • 2014年3月16日 16時17分
  • 閲覧数 2304
  • 役立ち度 15
    • 総合評価
    • ★★★★★

古畑任三郎ファイナル3部作の、ラスト作品。
ということは、本作が「古畑任三郎シリーズ」全ての最期を飾る作品である。
『ラスト・ダンス』というタイトルもふさわしい。
脚本の三谷幸喜さんが渾身の力で書き上げた作品である。

双子のもみじ(松嶋菜々子)とかえで(松嶋菜々子)が主人公となる。
この二人が同じ画面に出るシーンは、ワイプ合成で撮影していない。
どうしてもわざとらしくなる子らである。
時間のかかる、モーションコントロールカメラというものを使って撮影された。
この5分ほどのシーンの撮影だけで丸一日かけたという。
このことからも、「映像で」のみ自然に成立するトリック作り出そうとする制作スタッフの意欲が十分に伝わる。

ミステリの出来としてはまとまっている。
(指紋の検査が出てないことが惜しいが)
双子の入れ替りトリックを「入れ替わった状態から」視聴者に見せることが本作の狙いだったと思う。
残念なのは、双子が出てきた段階で「入れ替り」を予想して作品を見てしまうこと。
入れ替りのシーンはさりげないが、「○○○」というセリフによって、ほとんどの人が入れ替わりを予想してしまう。
あのセリフがなければ、あるいは違うセリフであったなら、多くの視聴者は後半まで騙されたのではないか。
シリーズの本当のラストを飾る作品として、本作の魅力はダイナミクスやどんでん返しではなく「さりげなさ」にあったように思える。

古畑任三郎シリーズは本当にキャラが立っていて、いろいろな冒険的な趣向も凝らしてあって、日本ドラマ会に残る名シリーズだったと思います。
ありがとう!ありがとう!古畑任三郎。
松嶋菜々子と田村正和の魅力が詰まった良い作品だった。

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