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マンダレイ (2005)

MANDERLAY

監督
ラース・フォン・トリアー
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  • みたログ 451

3.63 / 評価:120件

I have a dream...?

  • yiy***** さん
  • 2007年7月24日 1時10分
  • 閲覧数 121
  • 役立ち度 3
    • 総合評価
    • ★★★★★

ちょっと図式的すぎる。『ドッグヴィル』もそうだったけど、説明口調というか、表現があまりにもストレートで、物語としてのおもしろみに欠けるように感じた。わざとやってんのかもしれないけど。

これが映画かどうかの議論は不毛だろう。極端な話、映画館で上映されれば、あるいは、それが映画だと思って観られさえすれば、全て「映画」と呼んでいい。なにせ最初期の映画なんて、列車から見た風景を映しただけとか、そういうレベルだから。映画の醍醐味はカメラワークとカット割りだから、「舞台でやれよ」っていう意見も無意味だ。複製技術の申し子みたいな映画と、一回性の舞台芸術のあいだには、普通に考えられている以上の違いがある。

奴隷を解放したものの、精神的なヒエラルヒーを消すことができず、かえって解放以前のほうが幸福だった、というのはトリアー監督らしいひねくれ具合。サーカスの見世物小屋を廃止したとたん、見世物にされてた人たちからクレームがきた、っていう話を思い出した。いったんつくられた構造を修正するのは難しい。

しかし、だからといって保守的な人たちが主張するように「だからいわんこっちゃない。解放なんて余計なおせっかいだ。自由だの平等だのはイデオロギーの一種にすぎないのさ」なんていう意見がまかりとおってはいけないと思う。差別は決して(保守的な人が言うように)「人間にとって自然な状態」などではない。それは歴史的にしかるべき理由があってつくられたものだ。だから、たとえ長い時間がかかったとしても、きっと取り除けるはずなのだ。あきらめてはいけないと思う。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 絶望的
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