ここから本文です

マンダレイ (2005)

MANDERLAY

監督
ラース・フォン・トリアー
  • みたいムービー 125
  • みたログ 451

3.63 / 評価:120件

奴隷となる選択

  • よだか さん
  • 2015年2月27日 12時49分
  • 閲覧数 1035
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

奴隷や人種差別を描いた映画としては彼らが自由を勝ち取る過程を扱うものが多い中「奴隷となる選択」を描いた点で、画期的だったと思います。

彼らがなぜ「奴隷となる選択をしたか?」そこには、とても明快な答えがありました。

グレースは奴隷制を悪、自由と民主主義を善としマンダレイをより良い場所へとしようと努力しますが、全てが裏目に出てしまいます。私はグレースもまた親切なようで、彼らを「奴隷だった」人としか見ておらず、彼らが既に自らの意思を持っていることを無視していた点で、当時のアメリカ人と本質的な部分では大差はなかったように感じました。

この映画も含め私はどんなことにも普遍的な法則・価値観というものは存在しないと確信するようになりました。どんなに多くの人が支持する案でも反対する人も必ずいる。そしてそこには合理的な理由がある。

前作のドックヴィルから俳優陣に変更はあったものの、ストーリーの地続き感・雰囲気はそのままに主演も含め全員の演技が素晴らしかったです。

また、こういった複雑な問題を難解な理論や用語を用いずに映像的に分かり易く寓話的に説明している点も良かったと思いました。

難点を挙げるとしたら、あまりにもグレースに対し皮肉っぽくなりすぎて、制作側がそうしたかったんだろうなと強く感じてしまった点です。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 知的
このレビューは役に立ちましたか?
利用規約に違反している投稿を見つけたら、次のボタンから報告できます。 違反報告
本文はここま>
でです このページの先頭へ