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the EYE 2 (2004)

THE EYE 2/見鬼2

監督
オキサイド・パン
ダニー・パン
  • みたいムービー 17
  • みたログ 92

3.23 / 評価:26件

浮気はほどほどにね・・・(笑)

  • カナボン さん
  • 2009年3月16日 23時40分
  • 閲覧数 304
  • 役立ち度 11
    • 総合評価
    • ★★★★★

「the EYE【アイ】」のスマッシュヒットでパン・ブラザースが続けて監督したシリーズ2作目のレビューをさせていただきます。

今日のお題目は「the EYE2【アイ2】」です。

今回は妊婦さんを襲う怨霊のお話。パン兄弟は思い切って主役にメジャーなスターを使いました。
主役のジョーイを演じるスー・チー。ヴィッキー・チャオやカレン・モクといった香港スターと共演したウーマンアクション「クローサー」やステイサム兄貴と共演した大アクション「トランスポーター」が記憶に新しい、今ノッテいる女優さんの一人ですね。正直なところさほど美女というほどのことはありませんが(ファンの方ゴメンナサイ)、彼女の演技力はかなり素晴らしい。

前作では角膜移植により、霊が見えてしまうというシチュエーションを効果的に引き出し、一種恐ろしくも切ない、魅力的なストーリーを魅せてくれました。
しかし本作は、胎児を狙う怨霊という直球な幽霊物語になっています。

パン・ブラザースの映画の巧いところは、ただ怖がらせるホラーを作るのではなく、そのストーリー展開に観客を納得させること。エグい、怖いだけのホラーはそれこそ星の数ほどあります。ああ怖かった、ああ気持ち悪かったというようなただそれだけで終わってしまうホラーは一時のエクスタシーを感じさせはしますが、後に何も残らない分、すぐに内容を忘れてしまう。ところがこの「【アイ】」シリーズは得てしてこれらの作品とは一線を画します。

妊娠した女性が自殺を図ると霊が見える。もちろん真偽はわかりませんが、それでも不思議と真実に思わせるストーリー展開。このようなリアリティがこのシリーズ(といっても「1」と「2」だけですがw、「3」はリアリティなどこれっぽっちもないコメディと化してしまいました)の魅力。本作において、ジョーイの目の前に現れる謎の女の幽霊、正直この女の正体はあちゃーって感じでしたが、それでも正体がわかって映像がフラッシュバックする場面、言い知れぬ不気味さを感じました。

以前「屋敷女」のレビューでも書きましたが、私はマタニティホラーって苦手です。男にはどうしても体感できない、陣痛という痛み。人の一生で最も辛い痛みということを聞きますが、男には経験できない分、あくまで想像に頼るしかない。お母さんたちにとってはそれこそ想像を絶する痛みなのでしょうが、まさに産みの苦しみ、見ているだけでとてもいたたまれない気持ちになってしまいます。(ほんとこんな時、男は役立たず、反論の余地ございません・・・)

この映画ではそんなマタニティの破水シーンなど、それこそ痛々しいシーンが出てきます。しかし胎児を狙う怨霊の不気味なこと!「ダウン」でもそうでしたが、臨月を迎えた妊婦さんの乗るエレベーターって何故停まっちゃうんでしょうね(汗)。

このエレベーターで天井からのけぞって降りてくる怨霊の気味悪さは格別。妊婦さんの痛々しさとエビぞり幽霊の強烈なコラボにわたくしめ、卒倒直前でしたよ(涙)

幽霊の見せ方としては、前作の不気味さを踏襲しつつも、このようにインパクトある演出も試みています。ただ、画面によっては不気味さが増幅される反面、映画自体の恐怖感は1作目ほどではありません。スー・チーという演技の巧い役者の熱演のため、ジリジリと来る怖さは感じられますが、それよりマタニティの描写の方が私には何倍もきつかった(笑)

どうでもいいけどこの映画も一種の道徳的な話になっています(笑)
世の男性諸君、浮気はほどほどに・・・。
火遊びが過ぎるとこの映画のように次の世代に悲劇が引き継がれることになるかも・・・。
(私も気をつけます・・・ハイ)

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 不思議
  • 不気味
  • 恐怖
  • 絶望的
  • 切ない
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