2006年4月8日公開

立喰師列伝

1042006年4月8日公開
立喰師列伝
2.4

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作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(56件)


  • rol********

    5.0

    他人に勧めるのはNG

    たいへん面白く鑑賞できたので、身の回りの人たちにも勧めてみました。 すると、もれなく全員に拒絶されました。みんな口を揃えて「面白くなかった」と迷惑そうに言っていました。 本当にありがとうございました。

  • ass********

    3.0

    面白くないのに買って毎回観ている

    賛辞と酷評のどちらかしかなく、中間的な反応が少ない映画。出演者リストが面白い。 漫画の「伝染るんです」も世間はこんな反応でした。このときは私は理解できなかった方。 私も最初はレンタルで観て つまらないと思ったのにDVD購入。 毒されているようです。

  • fqu********

    4.0

    大真面目なバカで超一流のインチキ!

    この作品、一言で言えば「大真面目にバカをやった」「超一流のインチキ」です。 民俗学者が書き遺した書物を紐解き、幻の「立喰師」を語るというのがこの作品の基本スタイル。戦後日本史の歴史年表を広げ、そこに架空の人物史を書きこんでいくような感じです。エンタメ作品ですが、解り易い「物語」しか理解できない、と言う人にはオススメしません。 さて、立喰師とは、早い話が無銭飲食犯のこと。 仕事を成功させるため、あらゆる手段を用いる「立喰いのプロ」と言えば聞こえは良いが、ただの無銭飲食。その立喰師と店主との、バカバカしくも壮絶な戦いを外から冷静に眺めるのが我々観客です。本人たちは大マジメでも、傍から見ていると面白い、というような状況ってありますよね?ソレです。 序盤では、終戦直後から60年代安保の時代を舞台に、立喰師の存在と理念の解説を。 中盤では、80年代前半のファストフード店を舞台に、解り易いエンターテイメントを。 終盤では、「失われた10年」に向かい始めた頃を舞台に、消え行く立喰師たちの姿を幻のごとく描き、戦後日本と共にあった彼らを伝説として昇華させる・・・。 21世紀に入り10年以上経った今、立喰師たちはどこで何をしているんでしょうか?まだ存在しているのでしょうか?何を喰ってるんでしょうか? さて、演出方法を見てみると、とにもかくにも劇中のエピソードのインチキ臭いこと。歴史的事実をもインチキ臭く描くことで、逆に立喰師の存在が現実的に見えるようになっています。現実と虚構をごちゃまぜにして、その境界を曖昧にし、無いものを有ると思わせ、有るはずのものを疑わしくしています。そういうカラクリ。 また、各所に毒を含んだパロディが多数登場し、苦笑いし、爆笑し、唖然とします。映像表現も斬新。パタパタアニメというか、割り箸人形劇というか、ありそうでなかった映像です。 劇中には個性豊かな立喰師、さらにはそれと対決する人達がたくさん登場しています。あの人が好き、というお気に入りの人物ができるかも。私は牛丼屋、ハンバーガー店の神山店長が好きです。 ちなみに、劇中のキャストは本職の役者の他、アニメ、漫画、映画業界の関係者が多数出演しています。スタジオジブリの名物プロデューサー、押井監督の弟子ともいえる監督、押井作品に楽曲を提供し続けてきた音楽家、有名漫画家など。よくもまぁ、こんなバカバカしい作品に出てくれたものです。 この作品、はっきり言って子供が見ても理解不能です。また、政治・経済・歴史・文化に対する興味も教養も無い人が見ても楽しめないでしょう。「ニュースは見ないし、新聞も読まないし、歴史は嫌いだし・・・安保闘争って何?」という人にはオススメしません。あの歴史的事件や出来事の裏に、こんな怪しげな連中が暗躍(?)していたなんて・・・と想像して楽しむ作品ですから、そもそも、その歴史的事件を知らなければ楽しめませんね。 押井監督は自作で度々立喰師を描いています。テレビアニメの「うる星やつら」、実写映画の「紅い眼鏡」などに登場。また、同名小説の「立喰師列伝」の執筆や、立喰師が登場する漫画の「ケルベロス×立喰師 腹腹時計の少女」の原作も手掛けています。各種押井作品を見ると、必ずと言ってよいほど食事シーンがあることに気がつくでしょう。監督、どんだけ食い意地がはってるんでしょうか。 ということで、本作は超絶で第一級の怪作です。しかし、それこそが魅力であり唯一無二の存在です!

  • Yahoo! JAPAN

    3.0

    押井監督のライフワーク

    セリフが難解で集中して聴いていないと理解できなくなります(それでもよくわからないところは多々ありますが)。そういう点では「イノセンス」と似ているかもしれませんが、あちらの方が刑事物ということでまだ物語に入りやすいです。 押井監督のライフワークということで気合を入れてつくってるということは伝わります。暗い質感の映像は押井監督ならではで美しいです。「イノセンス」と同じように何度か観るうちに味わいが増す種類の作品だと思います。

  • oak********

    4.0

    素晴らしい講談

     言葉の使い方と流れが大変素晴らしく、これは近代的講談で、したがって絵はあの程度でよい。たかだか茶を飲むことを「茶道」にする連中がいるわけだから、「立ち食い」の薀蓄を極め、歴史を語ることは当然可能であり、それに成功している。バカバカしいことを尤もらしく行い、語るのが、人生であり、その集合としての歴史だと言っているようにも思われる。同じ日に観た「やわらかい生活」があまりにも稚拙で、不快な作品であっただけに本作には味わい深いものがあった。

  • メリー

    5.0

    監督は天才

    だと改めて思う。 ボキャブラリーが無いと情報量について行けないだろうけど。面白くて笑った。

  • fumio

    4.0

    なんでこれで成立するのかなあ

     立喰師という(架空なんだか実際にいるのか分からないが)職業を通して昭和史を振り返り人の世の移り変わりを描いてゆく。綺麗にまとめるとこんな感じ。  しかしこの映画は延々とドキュメントみたいな解説が流れます。普通ならテーマを語るというか説明台詞的なものを続けると面白くないはずなんですけれども何故この映画は面白く観ていられるのか不思議でしょうがない。もしシナリオ講座とかに提出したりしようもんならかなり注意されそうな感じなのに何故なんでしょう。  なんとか理由を考えると講談の様なテンポと語りで引き込まれていくのかなあと。  絵に関しては面白い反面、絵だけで表現できるアニメーターがいなくなったのかなとも思います。

  • por********

    4.0

    ネタバレ食品産業説教師

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • unu********

    4.0

    まがいものの映画

    写真を捉えて移動していくカメラ 延々と言葉を飛ばし続けるナレーション 身体性を削がれ亡霊のような登場人物・・・。 嘘に嘘を塗り固め描かれる虚構の日本史は、それは確かに嘘には違いないがある真実、今巷に溢れている過去への幻想なんて嘘っぱちでしかないという真実を打ち抜いている。 これは世界で評価されるまでアニメで変なことをやっているアウトサイダーでしかなかった押井守の、脱臭されていった日本に対する辛辣なカウンターだ。下らない国家主義にも他国へのへつらいにも染まらない、嘘でありながらもっとも信用のおける日本人の日本人による日本人のための日本史だ。 文芸雑誌が平気で昭和30年を美化している中で、この映画が世の中に響くことができずに小さいサークル内で笑われるだけなのが僕には哀しい。押井守がパトレイバーの中でバブルの裏側を見せたときもそうだったのだろうか・・・。

  • phu********

    5.0

    大爆笑コメディーアニメ

    この作品で使われている新技法「スーパーライヴメーション」は、言ってみれば写真を使った切り貼りアニメといったところ。 『サウスパーク 劇場版』でサダム・フセインが出てきたが、あれを3D化して工夫を凝らしたもの。 こういう低予算の手抜きアニメに慣れていない人には抵抗があるかも。 この映画は戦後日本の闇市の屋台から東京オリンピック、大阪万博を経ることで日本社会が大きく変化し、ついにはファストフード産業というおしゃれなものになってしまったと分析する。 と、そこまでは「まじめ志向」だが、しかし、出来上がった映画は、会場からずっとクスクス笑いが漏れる最高に楽しい映画でした。 この楽しさをどう表現していいかわかりません。 わかる人にはわかってもらえばいいのではないでしょうか。 漢語調のナレーションは、難しいなら一種のBGMとして聞いてもいいでしょう。 でも、その意味がわかると抱腹絶倒するはず。(笑)

  • ryu********

    5.0

    前代未聞の傑作!

    この映画、押井映画としての最高作でありばかりでなく、この数十年の日本映画、アニメとしても十本の指に入るだろう。まずはその表現技法に圧倒される。昨今のハリウッドのようなCGの使い方(見せ場の垂れ流し)とは、180度違う「引き締まった映像」。無駄を排除し、描くべきトコはより濃くする。当然といえば当然だが、ここまで演出が行き届いた映画、そうザラにあるものでない。そして「戦後日本」に対する愛憎入り混じった言及。怒涛の如く吐き出される言葉、言葉、言葉。その言葉のカウンターパンチに、打ちのめされることの快感。日本語を理解出来る人間なら、是非、観るべきだ。食うこと、語ること、生きることへの希望が、静かに滲み出してくる映画だった。

  • kwj********

    4.0

    押井守がギャグに回帰

    難解というイメージが定着しつつあった押井守が、ギャグに回帰した。ただし変な映画で、そういう変な物を求める人向け。真面目に真剣に作っている監督の意気に感じた。過剰なまでの言葉の情報量である。ただし映像は正直貧しい。監督もたぶんこれは自覚していて、チャンスがあればリベンジする気満々である。公式サイトの初日挨拶が楽しい。 予告編に騙されたと怒る人の気持ちはわかる。そういうのを専門に作る会社があるのです。映画会社は今後、予告篇だけじゃなくて「お試し映像」を1分でも2分でも公式サイトに載せるべきではないか。これで苦情は減るだろうが、動員数がどうなるかは知らない。

  • orb********

    4.0

    以下に挙げる箇条のうち

     半分くらい当て嵌まる人なら劇場で観て良いかと思います。0~4つくらいの人は多分途中で帰りたくなるでしょう。 1.古臭い漫画を人に薦められて、素直にそれを読める人。 2.現在の年齢が25~35くらいの人。 3.円谷系の特撮好きの人。 4.自分は口喧嘩が強いと思っている人。 5.我慢強い人。 6.暇な人。 7.劇場の無料優待券を持っている人。 8.過去の押井作品を何作かは観ている人。 9.YAHOOのレビューを見て、ダマされたと思ったことのある人。またそれを甘受する度量のある人。  私個人としては相当面白く、楽しく観れました。ちなみに私の妻も連れて行ったのですが、彼女は私以上にウケていて、「もっとあの空間に座っていたかった。居心地が良かった」と意味不明なことを言っていました。妻は大学で哲学を専攻していて、何とはなしにナレーションの語り口の理屈っぽさが気に入ったらしいのです。

  • fuc********

    4.0

    面白かった

    自分の期待していたものと違うからといって、面白くないというのは勝手だが、これはこれで、非常に完成度の高い作品ではないでしょうか。ムツカシイ事ばかり言ってる、とか言う人もいるけど、あれはBGMの一種だし、作品の雰囲気を盛り上げる要素の一つでしかない。逐一理解する必要も無いと思いますがいかがでしょう・・・?  重箱の隅をつつくような話を、日本アニメの、それももっともチープな手法をことさら取り入れて、いつものはったりをかまして作り上げた物だが、ナレーションがまじめに語れば語るほど、こっけいで、笑えてくるし、今までの押井 守作品のエッセンスが全て詰まっていて、お得な感じもする。<イノセンス>の後で、このような、決して全世界に向けて公開されないような、されても理解不能なような、作品を作ってしまうところもおかしい。多分今しか作れないと思ったかもしれないが。私は十分楽しめました。

  • zoo********

    5.0

    一応観とくべき。(富沢雅彦を思い出した)

    横紙破りの「怪作」。詳細部まで作りこまれた“架空”の学術的ドキュメンタリー。  コレ、思いっきり見る人を選ぶ映画ですね。(ハナから「立喰」の映画ってだけで推して知るべし。)普通の所謂“劇映画”では全然ないです。  そして、この映画が気にかかった時点で、八割方その人は「気に入るタイプ」の人じゃないかな。とりあえず、時間と金があれば観といた方が良いですよ。  お楽しみのポイントは「映像感覚」と「衒学趣味」。本当は別の所にあるんだが、“観にいく理由”はそれで良いと思う。安心して観にいきましょう(笑)。  結局、全共闘世代の“情念”とやらなんだけどさ。  前半部が押井氏がやりたかった物で(冷やしタヌキまで)、後半はおまけだそうですが、一般客は後半の方が楽しめる筈との事(byパンフ)。私は前半部の方が面白かったが。  毎度おなじみの衒学趣味も「イノセンス」よりいっそう細かく芸が冴えてます(エルンスト・マッハに大笑い)。好きな人には堪らない筈。  普通の劇映画がホラ話の「内容」を愉しむものなら、この映画はホラ話という「スタイルそのもの」を愉しむ映画。だから話の内容ではなく、何に何をどう“見立て”たか、に注目すると楽しめるかな。    ただ、“ある種の、ある世代の人”は観終わった後、悲しい気持ちになるかも知れない。

  • bme********

    5.0

    にわか香具師か帰れ!

    この映画に「映画的な何か」を少しでも期待する輩がいたら、はっきり言ってそいつは馬鹿である。 これは時代の変化に対してあくまでテロリストたりえた「立喰師」よろしく、映画へのテロである。革命では決して無い! 幾らスーパーライブアニメーションだとか新機軸の映像表現を誇張しようとも、この映画で監督が問うのはただ一点。  今の日本の繁栄は果たして我々に幸福を齎したのか? それだけだ。実に潔いスタンスだと思う。 本気で映画として成立させたいならばそれなりの予算よこせ役者呼んで来いな話になると素人でも思うハズだが、押井監督の手にかかればあら不思議、こんなに立派に劇場で流せる作品(Vシネじゃなくてな)に生まれ変わるというナイス好例。そのカウンターっぷりこそ日本映画の保守的な本質を垣間見えはしませんかね? 「攻殻」「イノセンス」で押井にハマった輩なんて所詮文字情報に騙された香具師でしかない。コレが押井の本質であり、つまりは「踏み絵」だ。コレを受け入れないなら今後押井にハマる事なんてお勧めしません。さっさと帰って下さい。 膨大なホラで以って成立する映画。それ以外この映画を形容する言葉は無い。

  • やふひろし

    5.0

    爆笑です!押井監督のめずらしいコメディ。

    非常に楽しめました。前半部分はちょっと眠たいですが、後半の牛丼屋襲撃とハンバーガー屋襲撃のシーンがめちゃめちゃ面白くて笑えます。 犬の語りはちょっと退屈かも。でも、劇場は結構爆笑でした。

  • sal********

    1.0

    致命的に欠けているもの。

    押井守の映画で「犬」の次の次くらいに思いつく 「立食い」にスポットを当てた映画で~ とかロジックに書くと面倒いので・・・ 一言で言うと、内に向かった理論武装で 食い逃げをする連中たちのオムニバス映画です。 致命的につまらなかった・・・× イノセンスのよう情報を全部難しい言葉で語り尽くし 「おまえら、理解したいなら何度も観ろ!」 というスタンスは今作も変わっていないのですが 百歩譲ってそれは許しましょう。 観ているこっちは「わかって」観に来ているのですから。 (とはいえその時点で映画として内に閉ざしている) 普通の映画と同じ感覚で観たら、ブリ怒りだろうし 何より致命的に感じたのが 「演出のメリハリを一切排している」事だと思います。 山寺宏一のナレーションは上手いのはわかりますが それをスクリーンで90分見せられるのは とてもじゃないけど耐えられません。 映画中ずっと一本調子で 淡々と「食い逃げ」と店のやりとりが続いていきます。 面白いと感じさせようとする箇所はいくつかあるのですが インテリ思考の「エスプリ」なんて全然笑えません。 観ている側としては、本当に辛いです。 確かに映像は新しい表現方法かもしれませんが 言葉悪く言うと「上質なFlashアニメ」です。 「何度も見て話を理解させる」ものを創るというのなら そのために付随する映像が 「何度も観るに耐えうる」ものであるべきなのですが 残念ながら、映像は何度も観るに耐えるレベルではありません。 「イノセンス」の突き放し方を 「高い崖から突き落とす」ものとするのなら この映画の突き放し方は 「人間砲台で吹き飛ばす」突き放し方と言えばいいのでしょうか。 たとえの意味がわからない? でも常人には「わからない」突き放し方を表現するには そう言うしかない、そんな映画です。 その突き放し方にしても、アヴァロンにもイノセンスにもあった 「演出のメリハリ」がまったくなかったりするから 突き落とされた崖から這い上がってきたくても 這い上がる気持ちにさえなれませんよ。 あと、渋谷シネクイントで観たのですが 映画の前半、音響が異常に大きすぎると感じさせられました。 何かしら意図はあったのでしょうか。 いずれにせよ押井映画をそれなりに観てきた人でも、 これはかなりひどい映画だと感じると思います。

  • per********

    1.0

    冷した水道水に高級水の味を見出す感性

    なんじゃこりわ。 どんなに退屈でも、作品を途中で見るのを止める ということはしない俺なのだが、 これにだけは耐えられんかった。 30分でギブアップ。 スライド写真に、 ずっと一本調子なナレーション解説が延々と続く。 しかも使われてる言葉が無意味に難解。 子供向け紙芝居の方が、まだまし。 NHKのお勉強番組や自動車教習所の講習みたいと 言おうとしたが、そういうのさえも、 最近は結構ドラマ仕立てにしたりして変化を持たしてるよな。 こんだけ退屈なのは、きょうび学習教材にもないので、 例えを探すのも苦労する。 あえて表現するなら、 ラジオの哲学講座にスライドをつけたって感じか。 それよりは、若干面白いだろうが。 いや、確かにスライド写真、少し動いてるけどね、 あれくらいなら、切り抜き写真に割り箸をつけて、 手で動かしても、そう変わらない。 これにを賞賛できる人って、 超人的に繊細な感性に違いない。 冷やしただけの水道水に、 高級水の味を見出せるような感性だな。 俺には無理だ。

  • ryu********

    1.0

    ネタバレ吠えちゃったね。犬だから仕方ないね

    このレビューにはネタバレが含まれています。
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