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間宮兄弟 (2006)

監督
森田芳光
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3.31 / 評価:942件

解説

30代になっても仲良く同居し続ける兄弟が、日常にささやかな幸せを見出しながら人生を送る姿を描いたドラマ。『阿修羅のごとく』の森田芳光監督が、人気作家・江國香織の同名原作に流れる空気感を余すところなく映像化した。『県庁の星』の佐々木蔵之介とお笑いコンビ“ドランクドラゴン”の塚地武雅が、絶妙なコンビネーションで間宮兄弟を好演。人生の楽しみ方とおもてなしの得意な兄弟のおりなす寓話に心がほっこり温まる良作。

シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ

ビール会社の商品開発研究員の兄・間宮明信(佐々木蔵之介)と小学校校務員の弟・間宮徹信(塚地武雅)は、30歳を過ぎても仲良く同居生活を送っていた。兄弟は女性から恋愛の対象として見られることはなく、ありふれた日常にささやかな歓びを見つけ楽しく暮らしている。しかし、そんな彼らにもいよいよ恋の予感が訪れ……。

シネマトゥデイ (外部リンク)

映画レポート

(C)2006「間宮兄弟」製作委員会
(C)2006「間宮兄弟」製作委員会

「間宮兄弟」オタクたちに明るい希望を抱かせる、もう一つの「電車男」物語

 「家族ゲーム」や「阿修羅のごとく」しかり。森田芳光監督は何気ない日常風景から人間の愚かさや悲しみ、愛おしさを描くのが巧い。前作「海猫」はしょっぱかったが(苦笑)、江國香織原作の同名小説「間宮兄弟」は森田テイストに見事にマッチ。共に横浜ベイスターズ・ファンである事に代表されるように、流行とか、他人の嗜好に流されることなく己の趣味&生活を貫く三十路独身男・間宮兄弟の生態をほのぼのと、そしてコミカルに描く。

 さしたる大事件は起こらないが、メインは間宮兄弟の彼女ゲット大作戦! くどいようだがベイスターズ・ファンだし、弟・徹信は飛行機の模型を造るのが趣味で、新幹線に乗ればうんちくを語りまくると、いわゆるオタク。日常生活に不満はないが、やっぱり愛が欲しい!と、気になる女性(沢尻エリカと常磐貴子)を自宅に招くのだが、彼女たちも引いてしまうことなく、次第に間宮兄弟ならではの“味”を噛み締めていくところがミソ。オタクたちに明るい希望を抱かせる、もう一つの「電車男」物語だ。

 仲良し兄弟を演じる佐々木蔵之介、「ドランクドラゴン」塚ちゃんをはじめ、キャスティングがフレッシュ。せっかくの邦画隆盛期。製作者の皆さん、こうした大博打を楽しみにしております。(中山治美)

映画.com(外部リンク)

2006年5月12日 更新

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