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フラガール (2006)

監督
李相日
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4.32 / 評価:4,379件

解説

昭和40年代、福島県の炭鉱町に誕生した常磐ハワイアンセンターにまつわる実話を基に、フラダンスショーを成功させるために奮闘する人々の姿を描いた感動ドラマ。『69 sixty nine』の李相日監督がメガホンをとり、石炭から石油へと激動する時代を駆け抜けた人々の輝きをダンスを通じて活写する。主演の松雪泰子をはじめ、『花とアリス』の蒼井優や南海キャンディーズのしずちゃんこと山崎静代らが魅惑的なフラダンスを披露する。

シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ

時代の波で閉鎖に追い込まれた、とある炭坑の村では、危機的な状況の中、炭坑で働く人々はツルハシを捨て、北国の寒村を“常夏の楽園”に変えようと立ち上がった。村の少女たちは腰みのをつけ、肌もあらわにハワイアンムード満点のフラダンスを踊りはじめるのだが……。

シネマトゥデイ (外部リンク)

映画レポート

(C) 2006 BLACK DIAMONDS
(C) 2006 BLACK DIAMONDS

「フラガール」ダイナミックな起承転結を形作っている脚本が圧巻

 昭和40年、常磐ハワイアンセンター(現スパリゾートハワイアンズ)の誕生を支えた裏方の人々を描く実話であり、近年の日本映画でこれほど心が揺さぶられ、笑って泣いた映画もない──今年度米アカデミー外国語映画賞“日本代表”に選出されたのも納得!

 2時間の物語には30分ごとに強力なプロットポイントがあり、ダイナミックな起承転結を形作っている脚本が圧巻である。

 猛特訓の末、炭坑夫の娘たちがプロのフラダンサーになっていくさまは、「ウォーターボーイズ」「スウィングガールズ」同様の「共同の達成感」があって爽快だ。また、東京の大歌劇団(松竹歌劇団SKD)のラインダンサー、いわば落ちこぼれで、都落ちしてきたダンス教師(松雪泰子)が彼女たちに教えることによって「踊りの歓び」を新たに見出すという趣向もいい。見る側は熱血先生と先生を慕う生徒たちの成長を見守ることができ、それが感動のツボになっている。そして先生と生徒全員が「スマイル!」で満たされたとき、不況の炭鉱町の「希望の光」だった彼女たちは、「フル・モンティ」「ブラス!」「リトル・ダンサー」「遠い空の向こうに」同様に、とてつもない「奇跡」を起こす!!

 フラガールのリーダーを演じた蒼井優の大団円を飾るフラダンスに、モーレツに感動してしまった。岩井俊二の秘蔵っ子だった彼女だが、これで日本映画の宝になった。(佐藤睦雄)

映画.com(外部リンク)

2006年9月21日 更新

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