サスペンスでなく人間ドラマ
- ポルティ さん
- 2020年6月14日 16時30分
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期待したほどではなかった。サスペンスというよりは人間ドラマなのだが、橋から落下するという古典的設定になにか違和感を感じたし、兄弟間の愛憎模様にもイマイチ共感出来るものがなく、結果的に心がゆれなかった。
間違いなく名作の雰囲気はあるのだが…
香川照之は相変わらず達者な演技を見せてくれるし、オダギリジョーも実に良いが、当時20代の真木ようこが若い(って、当たり前か)。オダギリとのベッドシーンでの舌舐めディープキスなんて、監督も演技の要求がリアル過ぎるなあ、と変な部分に感心した。
本作を若干31歳で演出した西川美和監督の才能には疑いの余地がない。原案、脚本、監督をこなす彼女はまさに「女流是枝裕和」そのもの。まったくたいした才能の持ち主だ。
時間をおいていつか再見してみたい。
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