キムタクではなく役者・木村拓哉だった
- ピスタチオ さん
- 2020年11月7日 20時16分
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公開当時、映画館で観ました。
キムタクも時代劇も、あまり好きではなかったけど、タダ券をもらえたから暇つぶしにと足を運んだだけだった。
そしたらキムタクがキムタクではなく役者・木村拓哉で驚いた。笹野高史さんも、この作品で知って、味のある役者さんだなーと思った。そんな記憶がある作品。
14年経って改めて観てみたけど、やっぱり木村拓哉がすごい。「ちょ待てよ!」なキムタクがいない。
カヨや徳平に「アホだの〜」と軽口を叩く時の優しい口調がツボ。
そして盲目になってからの演技が圧巻。
怒りに満ちて、カヨを見つめる時の冷たい目、徳平に伝言を頼む時の目、何度観てもゾクッとする。
劇中では「〜でありましねが」「だども」など、独特な言葉を皆話していて、檀れいは、ちょっと取ってつけたような言い方だったのに対して、木村拓哉の話し方は自然に聞こえた。(檀れいも健気に尽くす可憐で、でも芯の強い妻を好演していたとは思うけど)
キザなキムタクの何倍も魅力的でかっこいい。
物語も起承転結がわかりやすく、綺麗にまとまっていて良かった。
公開当時は、武士の一分と言う言葉の意味を知らなかったけど、「侍が命をかけて守らなければならない名誉や面目」という意味だそう。それを知った上で見るとなお素晴らしい作品となった。
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