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恋愛睡眠のすすめ (2005)

THE SCIENCE OF SLEEP/LA SCIENCE DES REVES

監督
ミシェル・ゴンドリー
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3.20 / 評価:272件

解説

シャイで臆病な青年とクールで知的な女性の恋愛模様を、青年が見る夢と現実を交錯させながら描くロマンチックなラブストーリー。監督は『エターナル・サンシャイン』のミシェル・ゴンドリー。青年を『バッド・エデュケーション』のガエル・ガルシア・ベルナルが、彼が恋する女性を『21グラム』のシャルロット・ゲンズブールが演じる。恋する誰もが共感できるキュートなストーリーと、アニメーションを多用した独特の映像世界が見どころ。

シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ

さえない人生を送るステファン(ガエル・ガルシア・ベルナル)は父の死をきっかけに、住み慣れたメキシコから母のいるパリへ帰郷する。彼はアパートの隣に引っ越してきたステファニー(シャルロット・ゲンズブール)に恋をするが、なかなか思いを伝えることができず、次第に彼女との関係が成就した夢の世界に逃避するようになる。

シネマトゥデイ (外部リンク)

映画レポート

(C) couramiaud - horse created by Lauri Faggioni
(C) couramiaud - horse created by Lauri Faggioni

「恋愛睡眠のすすめ」監督ミシェル・ゴンドリー本来の持ち味が全開

 夢・恋愛・記憶・それに関わる超科学的な機械の登場など、前作「エターナル・サンシャイン」とかなりの共通点を持つ本作。しかし理の勝った脚本家チャーリー・カウフマンが不在であるからか、監督ミシェル・ゴンドリー本来の持ち味が全開。より緩やかなフォルムがもどかしくも心地よい。

 一言でいえば、周囲の状況が読めないアート系男ステファンの恋愛妄想。惚れた女性の名はステファニー、相似形を成していかにも空想の産物ぽい。そこにナルコレプシー(睡眠障害)が大きく作用することで、現実と妄想はひと繋がりになっていく。

 ステファンの世界ははっきり自閉的なものだが(オタクな感性といってしまってもいい)、そういえばかつてゴンドリーはビョークのPVで、統合失調症患者のテキストを元にしたルネ・ラルーの短編アニメ「猿の歯」を模倣したことがあった。クラフトマンシップ溢れるアニメーション(ゴンドリー自身の設立したスタジオによるもの)で表現される夢や、段ボール製の脳内TVスタジオなど、PV監督時代の作品に極めて近いテイスト。もちろん言語やコミュニケーションの問題を抱えるステファンは監督の分身に他ならないだろう。ハンサムなくせにおどおどしててモテないガエル・ガルシア・ベルナルが、どこかヌーベル・バーグ期のジャン=ピエール・レオを思わせ、愛おしい。(ミルクマン斉藤)

映画.com(外部リンク)

2007年4月20日 更新

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