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放郷物語 THROES OUT MY HOMETOWN

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4.0

風と光と花吹雪

高校卒業後、都会へ旅立つまでの生活を描いた物語。 90分ほどの短い作品だ。 主人公の花井愛子を演じるのは徳永えり。 この人は純朴な感じの似合う女優さんですね。 その愛子と仲の良い椎名芽里を演じたのが安藤希。 この人は「さくや妖怪伝」で知って以来、気になっています。 この映画の中ではけだる~い感じの椎名をはまり役で演じています。 今まで住んでいた土地を離れるに際し、胸につかえていたわだかまりに区切りをつけ成長していく愛子。 そんな彼女の心模様が、美しい風や光とともに描かれます。 この自然の撮り方がとっても素敵です。 こんなふうに風を感じたい! こんなふうに光を感じてみたい! こんなふうに花吹雪に包まれていたい! そんなふうにいつか心に描いていた風景が映画の中で再現されます。 自然に対しそんな感覚を持っている人なら共感できるんじゃないかな。 感覚に訴える映画ですね。 二人のストーリー以外にもちょっとしたサブストーリーが入ってくる。 この辺はもうちょっと膨らませても良かったと思うんだけどなぁ。 前半は、日常を淡々と描いている(なんせ引越しの準備をするだけですから…)ので退屈でしたが、それがかえってラストを盛り上げる演出になっていました。 旅立ちの季節「春」にオススメの一本です!

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