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映画監督って何だ! (2006)

監督
伊藤俊也
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  • みたログ 29

1.93 / 評価:15件

宇崎竜童のラップに苦笑い

  • fna******** さん
  • 2009年4月18日 10時26分
  • 閲覧数 833
  • 役立ち度 7
    • 総合評価
    • ★★★★★

いわゆる日本の映画監督には著作権が認められていないことに対する
映画監督協会の怒りが訴えられている作品だ。

鈴木清順をはじめとするそうそうたるメンツが次から次へと出て来るのが
見所の一つであり、個人的に見入ってしまったのが、もし一つの脚本を
それぞれ別の監督が演出したらどうなるか?を見せているところは必見である。
本木克英(ゲゲゲの鬼太郎)、鈴木清順、林海象監督それぞれの腕の見せ所が
出ていて、演出とは監督によってこうも違うのか!という、当たり前といえば
当たり前のことをじっくり見せてくれる。
鈴木清順監督の演出は相変わらず、非凡な編集、演出でへんてこりんなものを見せて
くれるのだが、個人的には林海象監督の演出がたまらなく好きだった。

とにもかくにも、この著作権をめぐる歴史的背景、現在までを、時にはドキュメンタリータッチで
と時には時代劇で、またまた時にはドラマ仕立てで見せるのだが、まぁNHKスペシャル風にした方が
わかりやすかったと感じてしまった。無駄な演出が多いんだな。結局。

しかも、耳を覆いたくなるようなラストのエンディングテーマ!宇崎竜童が歌う最悪なラップが
とどめをさす。。全篇にわたり、センスのない音楽がつかわれているなぁ(まるで安い香港映画に
使われるシンセサイザー音楽)と思っていたら、これまた宇崎くんが音楽担当だったりする。
ひー、ひどいセンス。

結局、今の日本の映画監督には著作権が認められていないっていうことでして、
権利はすべて会社が持っていってしまうから、監督がいくらお客の入る作品を作ろうとも
監督料だけで、あとはすべて会社のフトコロにお金が入るという仕組み。
これじゃぁ、映画監督を目指す人なんかいないんではないかと思えるくらいである。

では、最近の映画監督はどうやって稼いでいるのかというと、全般的に小説やエッセーなどの
本を書いて出版し、その印税で喰っているようである。岩井俊二しかり、横浜聡子しかりである。
映画監督なんて損な商売なんだなぁ。。と思わずにはいられないのであった。

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