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ファザー、サン (2003)

OTETS I SYN/FATHER AND SON

監督
アレクサンドル・ソクーロフ
  • みたいムービー 20
  • みたログ 30

4.00 / 評価:6件

父と子のシャープな愛情

  • 文字読み さん
  • 2008年11月2日 21時44分
  • 閲覧数 558
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

2003年。アレクサンドル・ソクーロフ監督。くっきりとしたシャープな映像はこの監督には珍しいかも。晴れていても雪が降ってもぼやけない。蒸気も霞も靄もなし。それは父と子という男同士の関係を描くからか。

たとえば「マザー、サン」の画面が常にぼやけてかすみ、雷鳴が聞こえているのとかなり違うのは、母と子のあいまいな一体感のある愛情とは異なり、父と子はそもそも切断していて明確な個人として対面しているからでしょうか。男たちの取っ組み合いや抱擁のシーンは同性愛的というよりもギリシャの格闘技のような筋肉同士の「戦い」に見える。母と子の同じようなシーンは密着していて「同一化」に見えたような記憶が。母との別れは世界の終わりでしたが、父との別れは旅立ち。

そうはいっても親密すぎる家族愛が他人との異性愛とは両立しないのもうまいこと描かれています。恋人の女性との窓越し、ベランダ越しの距離のある会話。

海=地平から遠く離れた場所での父と息子の愛。海沿いの市電が通るこの古い町並みはどこか知りませんが、めちゃくちゃ絵になります。

詳細評価

物語
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