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トンマッコルへようこそ
2006年10月28日公開

トンマッコルへようこそ

WELCOME TO DONGMAKGOL

1322006年10月28日公開

jja********

4.0

ネタバレ空気感の対比がいいですね。

予告編で予想していた展開ではあるが、そう思ってDiscasで借りて見ているわけだから、そんな展開を期待していて、そして予想よりもうまくまとめてくれていたと思う。 顛末が・・、というより、敵同士、それぞれ事情を抱えながらもとはいえ、思わず平和に浸って幸せな気分になり、その村以外で展開されている戦争というものそのものから、共同して村を守ろうと思う、そう思える空気がなければこの話は成立しないのだが、そういう意味ではその雰囲気がよく出ていたと思う。頭の弱い女の子の存在だけに頼らず、仮にそれがなくても平和な空気が出せていたと思う。 徐々に雪解けながらも協力体制が明確になる猪の攻撃への対応。無言、スローモーションでマンガのコマ割のような展開が粛々と進むが何気で緊迫感があり目が離せない。そして、その後の空気感の転換。スローモーションはとうもろこしの入った納屋の爆発シーンでも印象的に使われている。 そして村の映像が圧倒的に平和なのに対して、連合軍の作戦会議や作戦準備などのシーンは明確にトーンが変わってシリアスな戦争モノでも大丈夫なつくり。 面白い想定と、その中であるであろう展開の適切な表現法としての平和な村と、戦争をしている人たちの空気感の対比。 それが交わってくるシーン。紛れ込んだ兵士たちの身の上がばれそうになるのを、なんの事前相談もなく、家族役を買って出て回避する村人たち。結構感動的ですね。 しかし、そんな回りの現実と、村の平和を断絶させるため、プロの戦闘員に戻る面々。北も南もない戦いである。 今もきっとトンマッコルは平和なままでいるのかも・・・。 予想以上に楽しめた感じがします。

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