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トンマッコルへようこそ
2006年10月28日公開

トンマッコルへようこそ

WELCOME TO DONGMAKGOL

1322006年10月28日公開

Jiyoung Song

5.0

理念も傷もないそこ

まず私は韓国人。 だいぶ前(2005)に韓国でも大ヒットしたが タイトルやポスターがなんとなくコメディーっぽいという理由から、なんとなく観覧を保留。 そして13年経った今、北米会談という歴史的タイミングで映画を観ることができた。 期待値が低かったおかげもあるだろうが、結果は、しっかり作られた「良い映画」という判断。 自主独立を果たせなかったが故に朝鮮半島に起きた悲劇、 列強の力に漬け込んだ人間が起こした民族戦争で得たものは、 南北各首脳の権力や富、 300万の死亡者(内180万は民間人)、 15万の離散家族。 そして今尚続いている南北衝突は世界平和への威圧要因として作用している。 私はこの映画を治癒映画だと思う。 同じ民族同士で銃を向き合ってしまった愚かな過去を、遣る瀬無さを 北も南も、敵も見方も、瞳の色が黒でも青でも、 皆同じ人間として笑って楽しむことができるドンマッコルというユートピアで 癒してあげたいんだと。 ドンマッコルの人達のように生きたいんだと。 観客に言いたいのだと思う。

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