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カサノバ (2005)

CASANOVA

監督
ラッセ・ハルストレム
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3.52 / 評価:136件

解説

数々のスキャンダルを巻き起こした伝説のプレイボーイ、カサノバが真実の愛に目覚めるまでを描いた史劇ロマン。監督は『ショコラ』の名匠ラッセ・ハルストレム。実在した愛の貴公子カサノバを『ブロークバック・マウンテン』のヒース・レジャーが演じる。共演は『アルフィー』のシエナ・ミラー。知性と繊細さを併せ持つ主人公を色気たっぷりに好演したヒース・レジャーと、18世紀のヴェネチアを再現した魅惑の映像に酔いしれたい。

シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ

あらゆる女性を、その魅力でとりこにするカサノバ(ヒース・レジャー)は、不貞や異端行為の罪で死罪を言い渡される。ヴェネチア総督のとりなしで何とか無罪放免となったものの、まもなく始まるカーニバルが終わるまでに良家の子女と結婚するよう命令される。そんな折、彼は女性の解放を唱える美女フランチェスカ(シエナ・ミラー)と出会うが……。

シネマトゥデイ (外部リンク)

映画レポート

(C) TOUCHSTONE PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED
(C) TOUCHSTONE PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED

「カサノバ」今までの「カサノバ」とは一線を画す恋と冒険の娯楽作

 18世紀のヨーロッパで“恋愛の達人”と称された伝説のプレイボーイ、カサノバ。彼を描いた映画は数多く作られたが、ラッセ・ハルストレム監督による本作は、趣がかなり異なる。エロティックなシーンはなく、ため息が出るほど美しいベネチアを舞台に、先が読めない恋と冒険の娯楽作に仕上げている。

 ヒース・レジャーが、恋に無邪気で、イタズラが好きな少年のようなカサノバを飄々と好演。自分を女性の敵と嫌う知的で剣の腕も立つフランチェスカに惹かれ、正体を偽ってあの手この手でアタックする様は、じつにおかしい。フランチャスカにも秘密があり、騒ぎが騒ぎを呼ぶ展開はシェイクスピア喜劇のような味わいだ。ジュード・ロウの元恋人、シエナ・ミラーが、「アルフィー」から一転、利発なフランチェスカを魅力的に演じているのも見逃せない。

 しかし、風紀を乱すカサノバの逮捕に執念を燃やす狡猾な司教(ジェレミー・アイアンズ)が現れると、一気に活劇化してスリリリングなアクションと思わぬドンデン返しで魅せる。さらに、脇役たちが、騒ぎのなかでみな個性を発露し(俳優陣の好演が光る)、魅力的になって幸せをつかむ意外性も気持ちがいい。ただ、カサノバの夢や理想がほとんど語られず、ラストにロマンを感じられなかったのが惜しい。(山口直樹)

映画.com(外部リンク)

2006年6月15日 更新

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