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親密すぎるうちあけ話 (2004)

CONFIDENCES TROP INTIMES/INTIMATE STRANGERS

監督
パトリス・ルコント
  • みたいムービー 50
  • みたログ 240

3.70 / 評価:54件

ゆれる主観(ちら見)映像

税理士ウィリアム(ファブリス・ルキーニ)の元に、アポなしで相談にやってきた美女アンナ(サンドリーヌ・ボネール)。税金の相談かと思いきや、アンナのお悩みは「夫が自分を抱いてくれない」という夫婦生活にまつわる性相談だった。話の途中で、アンナがお隣の精神科医と部屋を間違えたことに気づくウィリアムであったが、精神を病んだ諍女にひかれたウィリアムは自分が税理士であることをついいいそびれてしまう。

このシナリオの面白さは、カウンセラー側にも実は深刻な苦悩があり、相談する人とされる人の立場がいつのまにか逆転してしまう展開にあるといえるだろう。一見リッチな独身貴族に見える税理士のウィリアム、実は父の仕事を部屋ごと引き継いだひきこもり中年。穴倉のような部屋に閉じこもって、父の代からの顧客から税相談を受けるウィリアムには、自宅に帰ったところで出迎える妻や子供もいない。

そんなフランスの草食系オヤジに突如として訪れた春。既婚者というマイナス要素は気になるが、正体がバレた後でも事務所に通ってくるアンナは確かにオレに気がある。美女から艶かしい性相談をされ、すっかりのぼせ上がってしまう男の狼狽ぶりがおかしいのだ。ハンディカメラによる主観映像が数多く使われているのだが、アンナの胸元や唇、スカートの裾を遠慮がちにちら見する男性心理が実に繊細に表現されている。

しかしこのオッサン、愛するアンナのために特に何かをしたというわけでもなく、男性にとって都合が良すぎるラストの展開は少々いただけない。実の夫とアンナのアブノーマル関係も最後まではっきりと説明されておらず、あいまいにぼかされたまま。毎晩どんなプレイをしているんだという妄想をかきたてるだけかきたてておいて、生殺しはないだろうというのが(肉食系オヤジの)正直な感想だ。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 不思議
  • セクシー
  • コミカル
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