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バベル (2006)

BABEL

監督
アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
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  • みたログ 1.5万

2.94 / 評価:3,704件

なぜ渋谷か、なぜ日本か

  • tuk***** さん
  • 2017年2月21日 7時48分
  • 閲覧数 2573
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

なぜ渋谷か、なぜ日本か

サバイバルファミリーをみて、タイトルのことが分かったので記す。バベルの塔をどのような人々が建ててしまったと想像するだろうか。専制君主の暴君が気まぐれに奴隷を酷使して自分の野望を叶えたのだろうか。ならず者の集団が悪ノリで登りつめたのだろうか。現実は聖書の悪役の寓話ほど単純に結論を求めることは出来ない。気まぐれや悪ノリでは大事業を成すことは現実には難しい。最新のピラミッド研究でピラミッドの建築従事者が食い扶持として望んで参加していたとすることを参照しても、それは分かる。不完全な群体としての人々が、その文明の営みとして膨大な葛藤と選択の末に選び出した結論である。葛藤にある背景として、塔を例にとるなら、より高くすればより大きな居住空間と見晴らしのよい景色が得られる利益と、高所に登るための大きなエネルギーを必要とし、落ちれば死ぬという不利益、悪を産む。このような葛藤は人間が生きる細部に渡って張り巡らされている。これが原罪や欲、色という概念のひとつの例である。バベルの悪とはそういうことであり、天を目指す塔を建てるものは文明の頂点を極めているが故にもっとも膨大な葛藤とそれに伴う膨大な悪を抱えているのである。聖書のバベルもこのような寓意を始めから含んでいる。

つづく。。。

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