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バベル (2006)

BABEL

監督
アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
  • みたいムービー 8,428
  • みたログ 1.5万

2.94 / 評価:3,712件

時間軸が交差する悲劇的な群像劇

  • bat***** さん
  • 2018年7月16日 1時35分
  • 閲覧数 2820
  • 役立ち度 5
    • 総合評価
    • ★★★★★

バベルの神話に基づいた、その実害を描いた作品。

バベルの塔によって神の怒りに触れ、人間は言語をバラバラにされた。

しかし本当は、言語だけでなく、宗教、文化、環境、経済、国家、身分などもバラバラになってしまった。

モロッコはカインとアベルを想起させた。形ばかりの家族。兄が殺されることによって始めて弟は家族の大切さを知る。

アメリカ人夫婦は同胞であるアメリカ人に見捨てられ、国家にも政治的な問題ですぐに対処してもらえない。しかし言葉が通じない現地の人の温かさに救われる。

メキシコでは家族同然に思う気持ちを法によって崩されてしまう。「不法就労者」とは本当に悪なのか。

日本こそバベルの塔を表している。文明だけが発展し高層マンションという天に近い場所に住む親子。チエコは母親を失い、父とも上手くいかず、音のない世界で孤独。

最後のシーン。
裸は創世記アダムとイヴ、人間本来の姿で手を繋ぎ再スタートするようなシーンだと感じた。

救急車でなくヘリを使ったり、砂漠に赤のワンピースのコントラスト。
掘り下げるとまだまだ埃のように出てきそうな面白い映画。

様々な賞で評価された作品ということもあって、上手く仕上がっているなと感心しました。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 悲しい
  • スペクタクル
  • ゴージャス
  • パニック
  • 勇敢
  • 絶望的
  • 切ない
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