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バベル (2006)

BABEL

監督
アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
  • みたいムービー 9,045
  • みたログ 1.6万

2.93 / 評価:3872件

バベルの塔

  • fuk***** さん
  • 2020年4月27日 2時32分
  • 閲覧数 1156
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

あまりにレビューが低いので投稿。
バベルといえば、人が協力して神の高さまで塔をつくろうとしたことをいましめるために、神が多数の言語を作り出したという話のこと。

確かに、観客の余地に任せることで不完全燃焼なところもあるが、現代の、世界各地に散った人間の普遍的な悲哀というのはよく表現されていたと思う。日本のシーンも長いが、日本語がわからない外国の視聴者にはそれが印象として残るだろうし、モロッコの言葉や、メキシコの言葉もその分我々の耳に象徴的に残る。アメリカ人でもメキシコ人でも一歩国外に出てしまえば言葉は通じず安全は保証されない。それが国を越えるということ。

逆にチエコの問題は内側からの崩壊だ。安全な日本で、内側が不安定な場合、それは性的な方向や自殺という形で表に現れる。物質が豊かな反面、内面が不安定というのは日本だけでなくアメリカも同じだと思うので、日本だけその代表にされてしまったのは気に入らないが、それでも健全的な形での行き場のない精神の闇を、菊地凛子はとてもよく表現していたと思う。

アメリアの子供達への愛も、いかにはかないものか。

家族というテーマに心を割き、痛めるのはどこの国の人も同じ。かけ離れた世界の話を点でつなげていく。綿谷親子の住む高層ビルはかたやバベルの塔のオマージュか。良作だったと思う。

詳細評価

物語
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音楽

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