あらすじ・解説
1920年アイルランド、英国による圧政からの独立を求める若者たちが義勇軍を結成する。医師を志すデミアン(キリアン・マーフィ)も将来を捨て、過酷な戦いに身を投じていく。激しいゲリラ戦は英国軍を苦しめ停戦、講和条約にこぎつけるものの、条約の内容をめぐる支持派と反対派の対立から同胞同志が戦う内戦へと発展する。
シネマトゥデイ(外部リンク)
作品レビュー(246件)
- msc********
3.0点
「ケス」を観たのは、もう四半世紀以上前。 この作品もケン・ローチらしい。漂う空気が一緒。 重く、静寂な、虚無感、、、 自ら投じた争いに、やがて自らが支配される。 人間と争いの愚かさを描いた映画。★3.5 民族モノだけど、それだけではない普遍的なテーマを扱っているので、万人が共感できる良作でした。 タイトル「麦の穂をゆらす風」は、どんな意味があるの?ことわざ?牧歌的なアイルランドのイメージ? 映画の内容とはかけ離れたタイトルが妙に気になる。
- tan********
4.0点
ネタバレ戦争の大義への疑問
このレビューにはネタバレが含まれています。 - pag********
5.0点
私はそうは思わない。このような悲惨な歴史を経て,人々は初めて自由,人権,愛の価値を知るのではなかろうか。義勇兵が戦ったことのない国は,(たとえは悪いが) 反抗期のなかった大人のようなもので,幼児的な冷酷さを抱えたままだ。
- Tcode
5.0点
IRAの歴史の一部を垣間見られる作品です。 リーアム・ニーソン主演の「マイケル・コリンズ」もIRAをテーマにした作品ですが、「マイケル・コリンズ」は指導者でもあったマイケル・コリンズを主役にした作品であったのに対して、本作はIRAに加わる一人の兵士を主役にしているところが大きな違いです。 一般の兵士(市民)の目線で描かれた作品のため、侵略される側の一般市民の姿が映し出されており、当時の時代背景などについても知ることができる素晴らしい作品だと思います。 侵略する側とされる側、どちらも兵士が命を落としていきますが、それを決めた政治家たちはそこに登場してこないあたりは不条理を感じます。
- tok********
5.0点
ネタバレ歴史を知ることは大事
このレビューにはネタバレが含まれています。
スタッフ・キャスト
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受賞歴
カンヌ国際映画祭第59回